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呼吸器内科

参加プログラム

基幹施設プログラム

研修の概要

2年間の初期臨床研修終了者が、一般呼吸器疾患の全般にわたる基本的な知識・技能を習得し、専門医資格取得への研修を行うことを目的とする。 ただ専門医としての資格を取るだけでなく、チーム医療の中心となるべく人材の育成をおこなう。また学会発表・論文作成を積極的におこない、臨床研究・基礎研究への興味を持っていただく。

研修の特長

東播磨地区は呼吸器に造詣の深い開業医・勤務医の少ない地区である。加古川市・高砂市を中心とした約35万人の医療圏の呼吸器診療を支える立場として、当院で全て治療が完結できるよう体制を整えてきた。2016年4月より呼吸器外科もついに新設され、同じ病棟で共同で診療にあたっている。肺悪性疾患だけではなく、救急疾患も多いため、一般呼吸器疾患を多く経験できて偏りない研修が可能である。主な特長としては、

1.教育施設であり資格認定ができること

当院は、兵庫県では数少ない呼吸器学会認定施設およびアレルギー学会認定教育施設である一般病院である。呼吸器内視鏡学会関連教育施設でもある。専門医取得のための症例数は十分あり、呼吸器内科医として習得すべき機器(睡眠ポリグラフ検査、呼気NO、呼吸抵抗装置など)もそろっている。

2.当院完結の治療体制

PET-CTなど画像診断機器が充実しており、CT下生検やアンギオなど放射線科と連携しておこなっている。気管支鏡検査、局所麻酔下胸腔鏡検査も積極的に行っており、研修中に一定の技量を習得する。 2016年4月に呼吸器外科医師が赴任したため、放射線治療を含めて、特に肺悪性疾患における治療がすべて当院で完結可能となった。また放射線科・呼吸器外科と週1回、画像診断と治療方針に関するカンファレンスをおこなっている。

3.総合病院としての強み

呼吸器疾患は、数多くの分野で他科との連携を必要とする。 喘息・アレルギー疾患であれば耳鼻科・皮膚科・小児科など、間質性肺炎であれば皮膚科・リウマチ膠原病内科、肺高血圧であれば循環器内科・リウマチ膠原病内科などは一例である。 一般病院なので連携はしやすく垣根は低いので、科横断的に幅広い研修ができる。

4.チーム医療への参加

院内には多くのチームがある。 がん診療における緩和ケアチームによる技量は呼吸器内科医としては習得すべきである。 他に院内感染対策チーム(ICT)、栄養管理チーム(NST)、呼吸管理チーム(RST)などがあり、それらに参加することもできる。

5.理学療法士や薬剤師などの医療スタッフとの連携

診療は医師のみでおこなうものではない。高齢化が進んでいる中で、理学療法士の役割が重要であり、当院には呼吸療法認定士が数名在籍する。OT/PTによる呼吸器・運動リハビリだけでなく、STによる嚥下リハビリも行っているので嚥下障害に対する知識も習得できる。定期的に呼吸リハビリの勉強会も重ねている。また、喘息やCOPD急性増悪における吸入指導の勉強会もおこなっていて、病院薬剤師と院外調剤薬局との交流もしている。

当院はJRが近くて交通の便がよいため、意外に大阪や神戸、姫路での学会や研究会に参加しやすい位置にある。 神戸大学呼吸器内科主催のカンファレンスも年に数回ある。積極的に参加していただく方針で、症例発表の機会も多い。 専門医取得のための論文作成をめざすが、余裕があれば臨床研究もできる。神戸大学など、大学院への進学も可能である。

週間スケジュール

 
    新患カンファレンス
抄読会
 画像読影
カンファレンス
 
午前    気管支鏡        
午後  
 呼吸器カンファレンス
(放射線科合同)
気管支鏡検査      
夕方    
総合内科カンファレンス
※月1回 呼吸器キャンサーボード
     


稼働実績・診療実績

主な疾患・検査(件数)

後期研修医実績件数

後期研修医(3年目)の入院受持症例(件)

肺炎 77
COPD 27
気管支喘息 15
間質性肺炎 30
肺癌 41
気胸 18
胸水貯留 9
SAS 5
その他 9

検査総数(件)

気管支鏡件数(総数) 258
局所麻酔下胸腔鏡(総数) 17

業績

学会・研究会・講演会

投稿論文

診療風景

気管支内視鏡検査

勉強会風景

呼吸器リハビリ勉強会

COPDなどの慢性呼吸不全患者に呼吸リハビリをすることにより、呼吸苦など自覚症状が改善するだけでなく酸素が不要になることを実際に経験します。神戸大学の石川教授をお招きし、薬物療法に匹敵する呼吸リハビリの重要性を学ぶために、基本的な理学所見の取り方から実践講義をしていただきました。当院スタッフの勉強のためのはずが、近隣の病院や看護ステーションのスタッフまで門戸を広げたところ、多数来院されその熱心さに驚きました。

<神戸大学医学部保健学科 理学療法学専攻 教授 石川 朗先生>
第1回(2014年2月20日) 排痰呼吸介助
第2回(2014年9月30日) フィジカルアセスメント
第3回(2015年4月10日) 呼吸音の聴診の取り方

吸引指導勉強会

次々と新しい吸入薬が発売され、喘息・COPDの治療は複雑化しています。近隣の薬局、当院薬剤部・看護部と連携を取り、呼吸器内科・小児科合同で定期的に勉強会を開いています。吸入指導箋を用いた患者指導と院外薬局からのフィードバックにより、治療効果だけでなく診療レベルの向上をめざしています。


2013年7月18日 立ち上げ~指導箋作成
2014年 第1回1月30日 第2回5月29日 第3回11月18日
2015年 第1回6月9日

広報誌

つつじ(市民・患者さん向け広報誌)

平成29年05月発行号
「呼吸器疾患」の特集を掲載しています。
平成28年06月発行号
「がん集学的治療センター」の特集を掲載しています。

指導医からのメッセージ

呼吸器内科 主任科部長(兼)院内感染対策室長 西馬 照明

2016年7月についに合併し、600床の神戸以西では最大規模の病院となりました。加古川・高砂地区はいわゆる郊外地域で、都会すぎず、工場に住宅地もあればのどかな地域もあってとてもバランスのいい土地です。呼吸器疾患はとても多いですが専門医は少ないため、呼吸器内科設置後、患者数は常に前年を超える数をこなしています。新病院で定期的に呼吸器外科手術も可能になったことから、毎日の呼吸器内科外来に加え緊急入院・検査も多くなってきました。指導医3名でスタッフもさらに増員中ですが、若手が少なく、まだまだ当科は発展途上です。経験者はもちろん大歓迎ですが、専門施設での勤務経験は関係ありません。少しだけ勉強したい人、途中からの人、迷っている人、フルに勤務の出来ない人、とても垣根を低くしていますので、ぜひ一緒に働きましょう。

自分は呼吸器内科を専門にしたのは6年目の終わりです。基礎研究から臨床研究に至るまで幅広くかじったので臨床一筋でありませんでした。しかし呼吸器が面白く感じるのは、呼吸器が多様な細胞から構成される臓器であり、そのため起こる多彩な疾患のメカニズムを理解していくところです。心臓と密接し全身管理ができること、画像診断もまた魅力です。呼吸器内科は面白く感じませんか?

また当院は一般病院ですがテーマをもって学会報告や論文作成ができる力を養成したいと考えています。神戸大学時代からのノウハウを生かして臨床研究と学会活動を積極的に行う方針です。地域医療に貢献するだけでなく、是非この地域から情報発信もしていきましょう。

後期研修医からのメッセージ

呼吸器内科 専攻医 岩田 帆波(2016.10)

当院呼吸器内科の後期研修の魅力

呼吸器内科をとにかくやりたい!と思って、こちらに専攻医として赴任して半年、新病院になって3か月経ち、ようやく落ちついてきました。肺炎、喘息、COPDといったcommonな疾患から、肺癌、間質性肺炎、胸膜疾患など専門的な疾患まで、加古川・高砂地域の呼吸器診療の中心として目まぐるしく症例が集まってきます。知識・経験ともにまだまだ乏しいですが、日々悩みながらも新鮮な気持ちで勉強させていただいています。
 当科の特徴として、①気管支鏡・胸腔鏡検査の豊富さ、②各科との連携、③充実した施設、④部署間を超えた勉強会、⑤アツい指導医が挙げられます。
 ①の気管支鏡・胸腔鏡検査に関しては、週2回の枠は毎回ほとんどいっぱいで、内腔の観察から、擦過/TBB・BAL/TBLBなどの手技まで少しずつ指導していただいています。今は専攻医が少ないため、かなりの数をトレーニングできます。
 ②の各科との連携に関しては、呼吸器外科と同病棟であり、呼吸器科として一緒に診療をすすめていくことができます。肺癌、気胸などの胸膜疾患を常に相談でき、胸腔ドレーン留置の手技を丁寧に指導いただいています。そのほか、各内科に留まらずすべての科がそろっているため、合併疾患などもコンサルトしやすい環境にあります。
 ③の施設に関しては、呼気NOやモストグラフを含めた肺機能検査によって、専門的な評価が可能です。また、PET-CTやリニアックといった放射線設備も整っています。
 ④の部署間を超えた勉強会に関しては、薬剤師との吸入指導勉強会、PT/OT/STとの呼吸リハビリ勉強会などがあります。喘息・COPDに欠かせない吸入治療は、年齢や吸入力、コンプライアンスを考えながらデバイスを選択しなければなりません。実際に吸入指導をする観点からお話しを聞くことができます。呼吸リハビリは、呼吸法や排痰練習、酸素投与下での歩行練習など、患者さんが疾患と付き合いながら生活するために必要な訓練です。勉強会では他施設とも合同で行っています。
 ⑤の指導医の先生に関しては、それぞれ専門分野が多岐に渡っているため、アレルギーや感染症、肺癌、緩和ケアなどより深い呼吸器診療を学ぶことができます。
当科の研修をまとめますと、熱意ある手厚い指導のもと、楽しく研修できるとても”アツい”科です。呼吸器やってみたいなと思われる方は、まずは一度見学にお越しください。ぜひ一緒に呼吸器を勉強しましょう!!

学会認定

日本呼吸器学会認定施設
日本呼吸器内視鏡学会関連認定施設
日本アレルギー学会教育施設

スタッフ紹介

西馬 照明(にしうま てるあき)

役職 呼吸器内科 主任科部長
(兼)院内感染対策室長
専門分野 総合内科
呼吸器内科
学会専門医・認定医 日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本感染症学会感染症専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
ICD制度協議会
インフェクションコントロールドクター
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士

植田 史朗(うえだ しろう)

役職 呼吸器内科 科部長
専門分野 総合内科
呼吸器内科
学会専門医・認定医 日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
厚生労働省認定臨床研修指導医

竹中 かおり(たけなか かおり)

役職 呼吸器内科 科部長
(兼)がん集学的治療センター緩和療法部門長
専門分野 呼吸器内科
緩和ケア
学会専門医・認定医 日本内科学会総合内科専門医・指導医
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本結核病学会認定医
日本医師会認定産業医
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士

堀 朱矢(ほり すや)

役職 呼吸器内科 医長
専門分野 呼吸器疾患
学会専門医・認定医 日本内科学会認定内科医・指導医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本医師会認定産業医
医学博士
 

藤井 真央(ふじい まお)

役職 呼吸器内科 医師
専門分野 呼吸器疾患
学会専門医・認定医 日本内科学会認定内科医

岩田 帆波(いわた ほなみ)

役職 呼吸器内科 専攻医
専門分野  
学会専門医・認定医  

矢谷 敦彦(やたに あつひこ)

役職 呼吸器内科 専攻医
専門分野  
学会専門医・認定医  

問い合わせ

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