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心臓血管センター


様々な循環器の病気に対応~こどもから高齢の方まで幅広い医療を~

心臓血管外科

加古川東市民病院の心臓血管センターの機能を継承し新病院における循環器疾患を取り扱います。緊急症例の受け入れを強化して播磨地域で発生した疾患は当院の中で治療の完結を目指します。

4月からは小児心臓血管外科が新設され周産母子センター、こどもセンターと提携しながらこどもから成人まで幅広い分野での心臓血管手術が行えるようになります。新病院の手術室には緊急大動脈疾患に対する放射線血管内治療と開心術が同時に行えるハイブリッド手術室が備わります。これにより効率が良く患者さんの負担が少ない手術が可能となります。将来的には高齢者、重症例におけるカテーテルを使った大動脈弁治療の実施を目指しています。

循環器内科

 心臓血管センターは24時間365日の受け入れ体制で循環器疾患、血管疾患全般にわたり診断・治療を行っていきます。急性心筋梗塞などの時間との争いになる救急疾患に対するカテーテル治療はもちろんのこと、特に不整脈に関しては新病院ではマグネティックナビゲーションシステムという最新機器を用いたカテーテルアブレーション治療を開始します。このシステムを用いることにより放射線被曝を軽減でき、より安全に複雑な不整脈の治療が可能となります。また心臓血管外科と協力し弁膜症に対するカテーテル治療も導入していく予定ですし、小児循環器内科の先生も加わり、小児から成人と幅を広げ東播磨地域のあらゆる循環器疾患に対応していきます。


小児 心臓血管外科

心臓血管外科内に小児部門を開設するため県立こども病院から赴任しました。心室中隔欠損、心房中隔欠損などの先天性心臓疾患を中心にこども病院等とも連携を取りながら外科治療を行っていきます。成人された患者さんにも対応させていただく予定です。

心臓 麻酔について

心臓血管センターへは重症の狭心症・心筋梗塞や大動脈解離の患者さんが救急車で搬送され、そのまま緊急手術を受けられることも少なくありません。そのような患者さんの麻酔には大きな危険性を伴います。当院では、心臓麻酔の経験豊富なスタッフが、いつでも緊急心臓手術に対応できるよう準備しています。7月からの新病院では、最新の3D心臓エコーやモニター類が整備されます。

不整脈チームについて

当院では複数の不整脈専門医やスタッフが協力して患者さんに合った医療を提供します。新病院ではマグネティックナビゲーションシステムが稼働予定で、治療の選択肢は更に拡がります。不整脈でお悩みの方は、かかりつけ医にご相談の上、当院を受診してください。

末梢血管の疾患

閉塞性動脈硬化症(下肢の動脈がつまる病気)・深部静脈血栓症(静脈が血栓でつまる病気)・下肢静脈瘤などに対して、循環器内科・心臓血管外科・形成外科・腎臓内科を中心としたフットケアチームで治療を行っています。歩くと足がだるい、足がむくむ、足に傷ができて治らないなどの症状があれば、かかりつけ医にご相談の上、当院を受診してください。

小児循環器

こどもの心臓の病気の診療に関して、2015年4月より常勤医が赴任、2016年4月よりさらに3人に増員、小児心臓外科医も着任し、充実した体制になりました。新病院移転後は、小児のみならず成人になられた患者さんに対しても、心臓血管センターの循環器内科、心臓血管外科部門と密接に連携協力した医療を提供させていただきます。

ハイブリッド手術室

新病院では、高精度な血管カテーテル治療を行いながら手術が可能な「ハイブリッド手術室」を設置します。これまでは、血管造影室と手術室は別々であったため、患者さんの移動が必要になり、迅速な対応が難しく、身体への負担もありました。ハイブリッド手術室では、この問題が解決されます。また手術台も可動し、患者さんは横たわった状態のままで様々な角度の治療が可能になるので、さらに精度の高い手術も期待できます。

マグネティックナビゲーションシステム

不整脈の治療のためのカテーテルアブレーションをより安全にかつ正確におこなうことを目的とした装置です。患者さんへのX線被ばくの低減も報告されています。医師は別室の操作室から、最新のコンピュータを用いて、患者さんの横に置かれたマグネット(磁石)を動かしながら、カテーテルを必要な部位に誘導していきます。カテーテルの動きを非常にきめ細かく制御可能なため、安全かつ正確なカテーテルアブレーションが期待されます。


特色およびメッセージ

循環器内科

虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心不全や不整脈、弁膜症などの循環器疾患全般にわたり診断ならびに治療を行っています。平成13年より24時間心臓病受入れ体制を整え、急性心筋梗塞や不安定狭心症などに対して心臓カテーテル検査を行い、PTCA(カテーテル先端についた風船による血管拡張療法)、IABP(大動脈バルーンパンピング)やPCPS(経皮的心肺補助装置)などの機械的サポートも駆使し治療にあたっています。
 


重症心不全症例には、ASV導入や両室ペーシング等(CRTD等)の新しい治療法にも取り組んでいます。
動悸や失神・意識消失発作などの症状のある不整脈に対しては、心臓電気生理学的検査を行っています。徐脈性不整脈に対しては、恒久的ペースメーカー植え込み術を、頻脈性不整脈にはその根治を目的として最新のカルト診断システム(心臓内の電気信号の流れを3Dマッピングする装置)を導入し、カテーテルアブレーション(電気的焼灼術)を行っています。また、大動脈や末梢血管に対しても心臓血管外科と協調して、カテーテル治療やステント植え込み術を行っています。

下肢静脈瘤に対しては形成外科と協力しストリッピングやレーザー治療を行っております。心筋梗塞、狭心症、心不全、心臓手術後といった心臓病の患者さんが、低下した体力を回復し、精神的な不安を払しょくし、社会や職場に復帰し、さらに心臓病の再発を予防し、快適で質の良い生活を維持することを目的として、運動療法、患者教育、生活指導といった心臓リハビリテーションを積極的に行っています。

心臓血管外科

東播磨地域の循環器疾患を受け持つ心臓血管センターとして心臓・大血管・末梢血管領域ほぼ全ての手術を行っています。虚血性心疾患においては低侵襲性を目指して体外循環を用いない冠動脈バイパス術(OPCAB)を積極的に行っています。また僧帽弁疾患においては可及的に自己弁を形成することを目指しています。

昨年からは小開胸僧帽弁形成術(MICS)を導入し低侵襲性や美容面でのquality向上に努めています。大動脈ステントグラフト治療は120例を超え、大動脈疾患においては適応があれば緊急のステントグラフト内挿術(TEVAR / EVAR)にも対応しています。基本的に常時、緊急症例には対応する体制をとっており、近隣の病院・クリニックの先生のニーズに応えられるよう努めております。透析患者さんの心大血管手術もできる体制としています。