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消化器センター


全領域をカバーし良質な診療を

 当院「消化器センター」の大きな特色は、食道、胃、大腸のみならず、小腸も含めたすべての消化管疾患に対応できることです。早期癌に対する内視鏡治療と身体への負担が少ない低侵襲の外科手術は、当センターの得意分野です。専門医が加わった炎症性腸疾患の分野でも診療機能が大きく向上しました。

 肝臓、胆道、膵臓の分野では、播磨地域随一を誇る胆膵内視鏡治療に加えて、複数の専門医が赴任したことによって、膵癌、胆道癌、肝癌の治療がさらに発展します。


  • 早期癌の早期発見と内視鏡治療を積極的にすすめています。拡大精査内視鏡検査を中心に位置づけ早期癌の発見に努めています。そのため、NBI観察や色素法を併用し、大腸ではPit patternを含めて病変を面で捉えて診断することが標準としています。早期胃癌に対して胃ESDを積極的に実施しており、その実施数は東西合わせて2014年には79件/年の症例数に到達しています。
  • 胃癌の原因となるH.pylori感染については、Hp未感染、現感染、既感染の3者を明確に鑑別診断することが重要です。この3つの状態は胃癌のリスクが全く異なり治療管理方針も異なるからです。当院では内視鏡終了時点でこの3者を確定診断し、すべての被験者に正しい指導ができるように心がけています。
  • 当センターでは、ルーチンで食道のNBI観察を行い、食道癌のリスクの高い方にはルゴール法と合わせた早期食道癌の発見に取り組んでいます。
  • 膵癌の早期発見には、リスクの高い方を正しい方法で定期的に検査することが重要です。リスクの高い方には定期的に腹部エコーや血液検査を行ない、わずかでも異常が見つかれば超音波内視鏡(EUS)やMRで精査を行っています。またEUS-FNA(超音波内視鏡下針生検)を行っています。また「加古川・高砂地区膵癌早期発見プロジェクト」に取り組んでおり、小膵癌発見の発見を目標に近隣の開業医の先生方と連携を進めています。
  • 小腸の腫瘍や血管性病変では、小腸透視に加えて、カプセル内視鏡やバルーン内視鏡にて診断・治療を行っています。2014年は、28件のカプセル内視鏡、152件のダブルバルーン内視鏡を施行しました。
  • 近年急増している炎症性腸疾患に対しては、5ASA、抗TNFα抗体治療薬、血球成分除去療法などの最新の治療法を駆使して対応しています。また抗菌剤多剤併用療法(ATM療法)の臨床試験も積極的に進めています。
  • 当番地域の消化器救急疾患にも積極的に対応しています。緊急内視鏡的止血術、急性胆管炎・総胆管結石に対する内視鏡的治療、膿瘍ドレナージ術などを積極的に実施しています。

地域医療機関の先生方へ

精査内視鏡の必要な場合、高度な内視鏡治療が必要な場合、緊急処置が必要な場合、いずれの場合でも、どうか当センターを積極的にご活用ください。微力ながら地域の消化器診療の砦として貢献していきた所存です。