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外科/消化器外科


診療科の特徴

加古川市をはじめ東播磨地域の基幹病院として、良性・悪性を問わず消化器疾患全般(食道、胃、大腸、肝臓、胆道、膵臓)及び乳腺疾患を対象に診療を行っています。最近の外科治療の流れである低侵襲治療、集学的治療、個別化治療を念頭において治療を行っております。 さらに当院に課せられた使命として3次救急を除く救急症例に対しては、積極的に対応したいと考えております。
当科における治療方針は各種ガイドラインに準拠した標準治療を原則としております。
低侵襲手術として鏡視下手術を行っておりますが、昨年度3D内視鏡手術システムを導入した結果より安全にかつ精密に鏡視下手術を行うことができるようになり、鏡視下手術の適応も拡大し症例数の増加につながりました。今年度から鼠径ヘルニアの手術も原則として腹腔鏡で行うことになりました。
高度進行癌症例に対しては術前治療として放射線治療や化学療法を行った後に、積極的に切除療法を行っています。一方、個別化治療として根治性は損なわずに機能温存や縮小手術を取り入れております。


診療可能疾患

食道から肛門に至る消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、直腸、肛門、ヘルニア)および実質臓器である肝・胆・膵・脾の手術、さらに乳腺を対象に診療を行っております。各臓器の悪性疾患のほか、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、消化管穿孔などの救急疾患にも対応しております。


診療実績

  2016年
食道癌 開胸 6
鏡視下 2
胃癌 全摘 21
幽門側胃切除 21
噴門側胃切除 2
鏡視下 13
胃部分切除 3
結腸癌 開腹 45
鏡視下 47
直腸癌 前方切除 開腹 16
鏡視下 16
マイルズ 2
肝癌 区域切除 8
部分切除 11
鏡視下 1
膵頭十二指腸切除 18
膵全摘 1
膵体尾部切除 3
分節膵切除 1
胆摘 開腹 29
鏡視下 122
鼡径ヘルニア 鼠径法 92
鏡視下 41
虫垂炎 開腹 49
鏡視下 6
乳癌 3

全手術症例

798

スタッフ紹介

金田 邦彦(かねだ くにひこ)

役職 理事
(兼)副院長
(兼)手術部部長
(兼)がん集学的治療センター長
(兼)がん相談支援室長
(兼)外科 主任科部長
(兼)消化器外科 主任科部長
(兼)患者支援センター長
(兼)地域連携室長
(兼)入院支援室長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
神戸大学医学部臨床教授
医学博士

髙松 学(たかまつ まなぶ)

役職 外科 科部長
(兼)がん集学的治療センター手術療法部門長
(兼)手術部 副部長
(兼)消化器外科 科部長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器外科学会認定医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士

原田 直樹(はらだ なおき)

役職 外科 科部長
(兼)消化器センター 副センター長
(兼)消化器外科 科部長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本胸部外科学会認定医
日本乳癌学会認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士

田中 智浩(たなか ともひろ)

役職 外科 科部長
(兼)消化器外科 科部長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構
検診マンモグラフィ読影認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士

上月 章史(こうづき あきひと)

役職 外科 医長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
日本肝胆膵外科学会評議員
厚生労働省認定臨床研修指導医

阿部 紘一郎(あべ こういちろう)

役職 外科 医長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本救急医学会救急科専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了医

西村 透(にしむら とおる)

役職 外科 医長
専門分野 外科一般
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
厚生労働省認定臨床研修指導医

高瀬 信尚(たかせ のぶひさ)

役職 外科 医長
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医 日本外科学会外科専門医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影医
日本乳がん検診精度管理中央機構乳房超音波読影医
医学博士

福井 慶介(ふくい けいすけ)

役職 外科 医師
専門分野 外科、小児外科
学会専門医・認定医  

久野 晃路(ひさの こうじ)

役職 外科 医師
専門分野 消化器外科
学会専門医・認定医  

前田 詠理(まえだ えり)

役職 外科 医師
専門分野  
学会専門医・認定医 内痔核治療法研究会ALTA実施医

三宅 泰一郎(みやけ たいいちろう)

役職 外科 専攻医
専門分野  
学会専門医・認定医  

外来担当表・休診/代診表

外来診療日程につきましては、下記をご参照ください。

診察室番号
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
14-2 金田 高松 金田 原田 田中
14-3 福井 西村 高瀬 阿部 上月
14-4   谷野
(乳腺外来)
     前田    

地域医療機関の先生方へ

東播磨地域の基幹病院として地域医療に貢献すべく、特に時間内の緊急については原則として必ず対応させていただきます。当科のモットーである「ことわらない」「あきらめない」「待たせない」を実践し、フットワークを軽くしてアクセスのよい外科を目指していきたいと考えております。予定手術の場合は、診断がついて2-3週間を目安に手術ができるように努め、患者さんにあまりお待たせしないように心掛けております。

入院は原則として1-2日前で、ほとんどの症例でクリニカルパスを用いることで入院期間の短縮と医療の効率化・標準化をはかっております。退院後は、ご紹介いただいた医療機関に診療情報提供書を持って受診していただくようにしております。また、がん患者さんに関してはがんの地域連携パスを積極的に活用していきたいと考えております。


その他

治療実績

各症例の治療方針については週1回外科、消化器内科、放射線科および手術室看護師も参加する合同カンファレンスで治療方針および手術術式を決定しています。また術後カンファレンスでは手術術式、術後経過、病理結果をふりかえることで治療のフィードバックを行っております。週1回の英文抄読会でup to date な知識の習得に努めるとともに、月1回病理医を交えたCPCを開催しております。

食道癌
他の消化器疾患と同様に消化器内科、放射線科との検討会で治療方針を決定しております。
リンパ節転移のない粘膜癌に対してはESDを行い、stage II, IIIの症例に対しては術前化学療法(NAC)の後、症例によっては胸腔鏡を併用した根治術を行っております。
胃癌
幽門側胃切除で対応できるM/L領域の早期癌に対して腹腔鏡下幽門側胃切除術,D1+β廓清を行い、通常の開腹手術と比較して遜色のない短期・長期成績を得ています。また、胃上部の早期癌に対しては縮小手術として噴門側胃切除、空腸間置による再建を積極的に行っています。
一方、予後不良と考えられる高度進行胃癌を対象として術前化学療法(NAC)を施行した後、大動脈周囲リンパ節郭清を含む拡大廓清手術を行っております。術後は、経口抗がん剤による補助化学療法をstage II, IIIを対象に施行し、再発症例に対しても積極的に全身化学療法を導入しております。
大腸癌
大腸癌にはD3廓清をともなう腹腔鏡下手術を標準治療としております。一方で、局所進行直腸癌に対しては他臓器合併切除を含めた拡大手術を行い、術後化学療法や放射線療法を併用して予後の向上を図っています。下部直腸癌症例に対しては側方リンパ節廓清を定型的に行っております。さらに肛門機能を温存するために内肛門括約筋切除(ISR)を症例を選んで行うようにしております。
術後はエビデンスに基づいた補助化学療法に加え、進行・再発大腸癌に対しては最新の分子標的薬を併用した全身化学療法を標準治療として施行しています。また切除可能な肺・肝転移に対しては呼吸器外科と協力して積極的に手術を施行し、良好な治療成績を得ています。
肝癌
術前診断から治療まで放射線科と合同で治療戦略を立て、部位や個数、患者さんの肝予備能とのバランスから手術適応・術式を決定しています。また、最近増加傾向にある転移性肝癌に対しては積極的に手術を施行し、良好な治療成績を得ています。
膵臓癌
膵頭部癌、十二指腸癌・乳頭部癌、下部胆管癌に対してCattell-Braasch法を応用して支配動脈の先行処理とmesopancreasの完全切除を目指した膵頭十二指腸切除術を施行しており、出血量の少ない安全な術式を確立しております。
急性胆嚢炎
発症早期の手術を原則としており、可能な限り腹腔鏡による手術を行っております。
鼠径ヘルニア
昨年度までは腰椎麻酔下にDirect-Kugel法を標準術式としておりましたが、今年度から原則として術後の疼痛が少ない腹腔鏡下ヘルニア手術を全身麻酔下に行うことになりました。