当院の小児科は、この地域において「いのちの誕生から成人に至るまで」、こどもたちの成長に寄り添い健康を守るための基幹医療施設として専門的かつ高度な小児医療に取り組んできました。小児科の診療は一般小児部門と新生児部門に分れており、また2020年度から循環器部門は小児循環器内科を標榜するようになりましたが、従来どおり互いに連携しながら診療を行っています。小児外科など院内の関連診療科とも協力しあって小児に対するさまざまな専門医療や日々の二次救急診療に対応しています。周産母子センター新生児部門はNICU15床とGCU30床の病床をもち、365日24時間体制で院内はもとより東播磨・北播磨地域など広域より重症の新生児の入院を受入れて集中治療を行っています。また、当院は施設としてWHO/UNICEFから赤ちゃんにやさしい病院(BFH)に認定されており、2023年には更に一般社団法人日本母乳の会より赤ちゃんにやさしいNICU(BFNICU)に追加認定されました。健やかなこどもの成長と発育発達を支援しています。これからも地域の医療機関の先生方と十分な連携を図りながら、こどもたちにこどもの権利を守った最善の医療が提供できるように努めてまいります。