当科は5名の日本リウマチ学会専門医が診療に携わっております。各曜日で専門医による外来診療を行うとともに、必要に応じて入院診療を行っております。
膠原病はいくつかの臓器に異常が出現する場合が多く、総合病院である当院の特色を生かし、院内各科と連携して診療を行っております。主な診療内容は、まずは必要に応じ組織検査も含めて病態を正確に把握した上で各種自己免疫疾患の診断を下し、ステロイドパルス療法や各種免疫抑制剤治療、血漿交換療法などの各種アフェレシス治療も含めて適切な治療の導入を主に入院で行い、症状のない寛解状態を目指します、その後に外来でステロイド剤をできるだけ減量・中止しながら寛解の維持療法を行います。また 関節リウマチは外来が中心になりますが、関節エコーなどを用いて早期診断を行うとともに、総合的に評価、予後予測をし、新しい生物学的製剤やJAK阻害剤を含めた薬物療法を開始します。患者数の非常に多い疾患ですので、症状が安定したら、かかりつけ医の先生に投薬を継続していただきます。
これらの診断が確定した患者さんだけでなく、原因不明の発熱や関節痛、皮疹などの症状や原因不明の炎症反応の上昇などの検査値異常のある方も、自己免疫疾患の除外を中心に総合的に診断、治療を行っております。