当院は薬の適正使用の観点から、地域の保険薬局との間で様々な連携に取り組んでいます。
その一つに吸入指導チェックシートを用いた連携を実施しています。例えば患者さんの吸入力が弱くドライパウダー製剤の吸入が困難なことや、吸入の同調が難しくpMDI製剤の吸入が困難なことなど、吸入薬を処方選択する上で重要となる情報や、吸入指導状況、指導時の問題点等が、このシートを通じて呼吸器内科医師や病院薬剤師にフィードバックされています。またシートから得られた情報はカルテに記録しておいて、病院薬剤師が吸入指導を行う際に活用しています。
また、2020年4月より通院治療室を利用されているがん化学療法患者の治療内容・副作用状況について、情報提供書の形で随時保険薬局に情報提供を開始しました。その情報に基づいて、保険薬局側から服薬状況や副作用状況などをトレーシングレポートとしてフィードバックを受け、病院薬剤師、処方医とカルテ上で情報共有しています。
今後もこのような連携を他の領域にも推進していきたいと考えていますので、ご協力よろしくお願いいたします。いきたいと考えていますので、ご協力よろしくお願いいたします。