旧加古川東市民病院閉院に伴う残置物処理に関係して、委託事業者から当機構の元職員が賄賂を受け取り、9月1日に有罪判決を受けました。このような事態に至ったことは誠に残念であり、患者様をはじめ地域の皆様の期待と信頼を大きく損なうこととなり改めてお詫び申し上げます。
事件以降、綱紀粛正並びに職員への倫理研修を徹底させるとともに内部監査による事務の適正化などに取り組んでまいりましたが、このたび、外部の専門委員を中心メンバーとして設置いたしました「加古川市民病院機構汚職事件再発防止検討委員会」から、原因の分析ならびに再発防止に向けた提言をいただきました。
理事会では提言を最大限尊重し、可及的速やかに実行に移すことを確認するとともに、当機構における「コンプライアンス推進基本方針」を決議し、その決意表明として「コンプライアンス宣言」を行うことといたしました。
今後は、機構の経営に携わる役員及び管理監督職員が先頭に立ち、コンプライアンスを病院経営の重要課題と認識し、機構内における推進体制の整備や職員への倫理教育の徹底などを着実に進めるとともに、推進行動計画の策定と実践によって再発防止の実効性を確保することで、信頼の回復に向けて全職員が一丸となって取り組んでまいります。
平成29年12月4日
地方独立行政法人加古川市民病院機構
理事長 大 西 祥 男