- 1.全国IVR症例登録事業について
- 2.日本人工関節登録制度について
- 3.血液疾患登録について
- 4.口腔がん登録について
- 5.周産期登録事業について
- 6.日本造血細胞移植学会の調査について
- 7.慢性完全閉塞病変(CTO)に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)のレジストリーについて
- 8.カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクトについて
- 9.一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業に関する研究について
- 10.小児救急重篤疾患登録調査
- 11.日本整形外科学会症例レジストリーについて
- 12.経カテーテル的大動脈弁植込み術(TAVI)のNCD登録事業(TAVI Registry)について
1.全国IVR症例登録事業について
当院では、一般社団法人 日本IVR学会(日本インターベンショナルラジオロジー学会:Japan Society of Interventional Radiology(JSIR))の実施する『全国IVR(画像下治療)症例登録事業』に参加しています。
日本IVR学会(事務局:〒355-0063 埼玉県東松山市元宿1-18-4)では、本学会に参加する施設で行ったIVR診療(画像下治療:血管塞栓術、血管拡張術、経皮的穿刺治療など)の情報を登録し、IVR診療の状況を把握し、各種疾患の診断・治療技術の向上に役立てる取り組みを実施しております。この事業は、現在の我が国のIVR診療の現状を浮き彫りにし、基礎と臨床の種々の研究にも貢献するものと考えられます。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
日本IVR学会(日本インターベンショナルラジオロジー学会)のホームページもご参照ください。
2.日本人工関節登録制度について
当院は、日本人工関節学会における日本人工関節登録制度に参加しております。
人工関節手術は股関節や膝関節の痛みで歩けなくなった方に大変有効な手術法で、現在我が国でも年間約10万人以上の方が手術を受けられています。
この手術は長期間の有効性が期待できますが、10年以上にわたる耐用年数を過ぎますと使用しているプラスチック部品の摩耗のために交換手術が必要となる場合があります。
また、中には耐用年数以前に固定部品のゆるみや感染などのため再手術を余儀なくされる方もいます。
人工関節手術後は長い年月にわたって定期的な診察を受けていただくことによってはじめて、その人工関節手術が長期間にわたって成功したか否かが明らかになります。
日本人工関節登録制度はこの手術の成績向上を目的とし、日本人工関節学会によって手術の長期間の有用性、信頼性を調査するものです。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
日本人工関節学会のホームページもご参照ください。
3.血液疾患登録について
当院では、日本血液学会が行っている疫学調査「血液疾患登録」に参加しています。
血液疾患は、内科疾患全体の中では約1割に満たない比較的稀な疾患です。
しかし、その多くは白血病,悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの重篤な悪性疾患か、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病などの難治性疾患です。
日本血液学会は、一部の疾患(鉄欠乏性貧血など)を除くすべての血液疾患を対象として、診断時に患者情報と細分類名を含む疾患名,及び生存・死亡などの転帰情報を併せて収集し、血液疾患の発生頻度、地域差、年次推移などを明らかにし、各疾患の原因究明や治療法の解明に役立てることを目的に血液疾患登録を実施しています。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
日本血液学会のホームページもご参照ください。
4.口腔がん登録について
当院では、日本口腔外科学会が行っている「口腔がん登録」の調査に参加しています。
人口の高齢化に伴い口腔がんの罹患患者さんは増加しているといわれていますが、正確なテータは存在していません。口腔がんは希少がんのひとつであり、その治療成績を向上されるために、多くの施設から疫学的データを把握する必要があります。
下記2点を目的に疫学的データを取集いたします。
①口腔がんの派生頻度、年次推移、地域差、リスクファクター、病態、予後などを正確に把握し日本における口腔がんの医療の評価、発展に役立てます。
②将来の口腔がん研究のための基礎的データとします。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
日本口腔外科学会のホームページもご参照ください。
5.周産期登録事業について
当院では日本産科婦人科学会周産期委員会が行っている「周産期登録事業」に参加しています。
周産期登録事業は、周産期センターの分娩データを収集しており参加施設の全出産の周産期情報を網羅する本邦における唯一最大のデータベースです。
本データベースを用いて学会あるいは研究者が様々な疾患、合併症あるいは分娩事象に対する学術調査・研究を行うことにより新たな知見が得られ、周産期領域の医療の向上に寄与することを目的としています。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
6.造血細胞移植および細胞治療の全国調査
当院は、日本造血・免疫細胞療法学会の調査に参加しております。
学術集団である日本造血・免疫細胞療法学会および日本造血細胞移植データセンターが実施する全国調査は、造血細胞移植および細胞治療等の件数と成績の把握を目的とし、地理分布、治療の種類、疾病、病態など様々の要因別に解析を行い有益な情報を生み出すことができます。地理分布は移植医療の適正配置の資料に、医療施設別移植件数は患者さんの医療施設の選択に、予後に関する情報は移植医療を実施するかどうかの基礎資料になります。
このように、日本における造血細胞移植および細胞治療等の実情を把握するとともに、この調査を通じて得られたデータをもとにして、本邦における造血細胞移植および細胞治療等の予後の比較や要因の分析を行い、治療の成績向上を目指して、状況を調査いたします。
日本造血・免疫細胞療法学会のホームページもご参照ください。
7.慢性完全閉塞病変(CTO)に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)のレジストリーについて
当院は、一般社団日本慢性完全閉塞インターベンション専門家会議の多施設共同研究に参加しております。 日本慢性完全閉塞インターベンション専門家会議よりCTOに対するPCIに精通したと認証される術者(認定術者)によるCTO-PCIの初期成績および5年長期予後を含めた情報を登録し、治療内容の把握、および治療成績に影響を与える因子を探索すること、またCTO症例に対する標準的な治療法を確立することを目的としています。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
一般社団日本慢性完全閉塞インターベンション専門家会議ホームページもご参照ください。
8.カテーテルアブレーション症例全例登録プロジェクトについて
当院は、日本不整脈心電学会が主導するデータベースプロジェクトに参加しています。
日本におけるカテーテルアブレーションの現状(治療実施施設の数、術者の数、不整脈の種類、合併症の割合等)を把握することにより、カテーテルアブレーションの不整脈診療における有効性・有益性・安全性を明らかにすることを目的としています。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
9.一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database)に関する研究について
当院は、一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業に参加しております。
日本全国の脳神経外科施設における手術を含む医療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すことを目的とし、最も基本的なデータベース(以下、基盤データベース)を作成し、できるだけ多くの患者さんの簡素な医療情報を収集し、より高層階のデータベースでは、臨床研究、医療機器開発、治験、お薬や医療機器の市販後調査などの個別の目的に応じたデータベースを構築する予定です。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
一般社団法人日本脳神経外科学会ホームページもご参照ください。
10.小児救急重篤疾患登録調査
当院は、日本小児救急医学会の小児救急重篤疾患の登録調査に参加しております。
我が国の小児救急重篤疾患の全国的データベースは未整備な状況にあり、ガイドラインを策定するにあたっては、諸外国の報告を参考に決定をせざるを得ないのが現状です。人種及び医療事情も異なる他国の知見をそのまま我が国の診療に導入することには無理があり、我が国独自の疾患データの集積が望まれます。 日本救急医学会では全国の小児科医が24時間連日当直をしている病院及び重篤小児患者を診療している救急救命センター等の施設において、小児救急重篤疾患の登録を行っています。
登録された各施設の治療内容や検査成績を検討することで、より有効な治療法の模索とお互いの情報交換を目的として行っていきます。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。
11.日本整形外科学会症例レジストリーについて
当院は、日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究事業に参加しております。
整形外科が扱う運動器疾患は、小児から高齢者まで幅広い方々を悩ませ、多くの方の健康寿命を損なう大きな原因となっています。その治療である手術の件数も年々増加していますが、その全国規模の全容を捉えられるデータベースがまだありません。
そこで、できるだけ多くの患者さんの医療情報を収集し、全国の整形外科で情報を共有できる大規模データベースのシステムを作り上げ、有効な治療法や手術の安全性を科学的に確立することを目的としています。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願い致します。
12. 経カテーテル的大動脈弁植込み術(TAVI)のNCD登録事業(TAVI Registry)について
当院は日本循環器学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本経カテーテル心臓弁治療学会の5学会から構成される、TAVR関連学会協議会の経カテーテル的大動脈弁置換術実施施設基準を満たし2018年1月にTAVI実施施設と認定されております。
本邦における経カテーテル的大動脈弁植込み術の安全な導入および展開のため、実施基準の中にNCD登録事業 (TAVI Registry) に参加し、フォローアップを含め全例登録することが定められており、TAVIを実施された患者さんの情報をNCD登録しております。
つきましては、皆様にご理解いただきたい事柄を以下の資料(PDF)にまとめておりますのでご一読くださいますようお願いいたします。