加古川西市民病院
平成27年度 加古川西市民病院 病院指標
- 1.年齢階級別退院患者数
- 2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
- 3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 5.脳梗塞のICD10別患者数等
- 6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
- 7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 3114 | 428 | 483 | 794 | 642 | 636 | 1660 | 2178 | 1171 | 163 |
幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいておりますが、当院は地域周産期母子医療センターとして24時間体制で新生児の入院を受け入れており、0歳~9歳までの患者数が全体の27%を占めているのが特徴です。また、60歳以上の患者数が全体の45%となり、地域の高齢化を反映し増加傾向となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
100070xxxxxxxx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) | 151 | 10.8 | 10.8 | 2.0 | 64.6 | |
070470xx99x5xx | 関節リウマチ | 131 | 2.0 | 6.7 | 0.0 | 66.0 | |
040080x099x0xx | 肺炎等 | 110 | 10.6 | 14.3 | 2.7 | 69.1 |
内科は内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、糖尿病内科、腫瘍・血液内科、リウマチ科で治療を行っています。糖尿病での入院は糖尿病教育入院や合併症検査入院があります。医師による講義、看護師によるインスリン注射指導、管理栄養士による栄養指導、理学療法士による運動指導、薬剤師による服薬指導、臨床検査技師による合併症検査を行っています。次いで患者数の多いのが関節リウマチです。関節エコーなどを用いて早期診断を行うとともに、総合的に評価、予後予測をし、各種生物学的製剤を含めた薬物療法、リハビリテーションを行っています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040080x1xxx0xx | 肺炎等 | 354 | 5.3 | 5.7 | 1.1 | 3.0 | |
140010x199x00x | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 | 351 | 3.9 | 6.2 | 1.7 | 0.0 | |
040100xxxxx00x | 喘息 | 211 | 5.6 | 6.3 | 2.4 | 4.1 |
当院は東播磨地域及びその周辺地域をカバーする小児医療の基幹病院です。小児科は小児分野と新生児分野がお互いに連携しながら、さまざまな専門医療や二次救急医療の対応をしています。小児科では肺炎や喘息といった呼吸器疾患の症例が1位、3位となっており、重症化しないよう早期の入院治療を行っています。症例数の2位は低出産体重に関連する障害の症例となっています。当院ではNICU、GCUは産婦人科と連携し、24時間体制で新生児の入院を受け入れて集中治療を行っています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 | 64 | 18.8 | 17.4 | 1.6 | 70.3 | |
060335xx0200xx | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 | 55 | 6.4 | 7.8 | 0.0 | 61.4 | |
060020xx99x30x | 胃の悪性腫瘍 | 51 | 5.2 | 6.7 | 0.0 | 64.2 |
外科では消化器領域全般を対象に治療を行っています。ほとんどの症例でクリニカルパスを利用しており、最も多い手術である腹腔鏡下胆嚢摘出術では、平均在院日数は7.4日です。がん診療についても力を入れており、結腸悪性腫瘍手術対象の約88%は他院からの紹介患者です。これは地域の医療機関との連携が図られているあらわれです。また、集学的治療を要する高度進行癌に対しても外科治療の可能性を探っています。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 | 53 | 34.1 | 28.7 | 75.5 | 81.0 | |
160740xx97xx0x | 肘関節周辺の骨折・脱臼 | 16 | 4.9 | 5.4 | 0.0 | 23.2 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 | 15 | 7.7 | 5.7 | 0.0 | 47.2 |
整形外科では、地域の高齢化の影響で、骨粗鬆症や転倒に伴う大腿骨近位部骨折や橈骨遠位端骨折が増えています。手術に際しては重大な合併症のある患者さんもいらっしゃいますので、他診療科の医師や理学、作業、言語療法士および管理栄養士と連携して治療を行っています。また、手術等の急性期治療が終了した後は、近隣の病院でご協力いただき、回復期リハビリテーション訓練を行っていただいております。
脳神経外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 | – | – | 7.5 | – | – | |
010060x099030x | 脳梗塞 | – | – | 18.1 | – | – | |
100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 | – | – | 10.3 | – | – |
対症疾患は脳神経外科疾患全般です。脳神経外科医が一人のため、緊急対応や治療を院内で完結することが困難な場合はありますが、播磨地区にて長い歴史を持つ脳神経外科として、多くの地域医療機関との連携網が構築されています。
小児外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060150xx03xx0x | 虫垂炎 | 27 | 5.0 | 5.6 | 0.0 | 10.2 | |
060170xx02xxxx | 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア | 16 | 1.2 | 8.9 | 0.0 | 3.8 | |
140590xx97xxxx | 停留精巣 | 15 | 2.1 | 3.3 | 0.0 | 3.1 |
手術はなるべく腹腔鏡下で施行しております。腹腔鏡下虫垂切除術、次いで、臍ヘルニア、停留精巣手術となります。ご家族の希望により1泊または1日入院にもできる限り対応しています。
産婦人科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 | 182 | 8.3 | 9.9 | 0.0 | 33.6 | |
120260xx01xxxx | 分娩の異常 | 107 | 8.0 | 9.6 | 0.0 | 32.4 | |
120170xx99x0xx | 早産、切迫早産 | 73 | 25.3 | 20.9 | 1.4 | 30.8 |
産婦人科の症例件数の1位の胎児及び胎児付属物の異常とは、既往帝切後(65件)、比較的狭骨盤(44件)、骨盤位(31件)の妊娠などががあります。これらの症例のほとんどは帝王切開の適応となります。2位の分娩の異常とは切迫子宮破裂や胎児機能不全(胎児仮死)などがあります。これらの症例も帝王切開や吸引分娩の適応となる場合があります。
眼科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020160xx97xxx0 | 網膜剥離 | 72 | 11.7 | 11.1 | 1.4 | 56.3 | |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 | 55 | 10.5 | 8 | 0.0 | 68.4 | |
020150xx97xxxx | 斜視(外傷性・癒着性を除く。) | 31 | 3.0 | 3.4 | 0.0 | 7.6 |
眼科で一番症例が多いのは白内障に対する水晶体再建術の症例となりますが、短期滞在手術等基本料3の算定となるため、本集計の対象外となっています。 次いで多い症例が網膜剥離です。その中でも網膜に孔(網膜裂孔・網膜円孔)が開いてしまい、目の中にある水(液化硝子体)がその孔を通って網膜の下に入り込むことで発生する裂孔原性網膜剥離が多く、硝子体茎顕微鏡下離断術の手術を行っております。
耳鼻咽喉科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 | 64 | 5.0 | 5.5 | 0.0 | 34.8 | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 53 | 7.7 | 9.6 | 0.0 | 61.0 | |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 53 | 8.4 | 8.2 | 0.0 | 21.9 |
耳鼻咽喉科には3名の耳鼻咽喉科専門医がおり、入院の88.6%が他院からの紹介患者です。また、当院の特徴として周産期母子医療関係スタッフが充実していることから、耳鼻咽喉科においても小児症例が多く、全身麻酔件数も多くなっています。 慢性副鼻腔炎に対しは、内視鏡を用いて行う比較的新しい手技をいち早く導入し、平成26年度13件であったものが平成27年では49件の実績となっております。 それ以外でも胃瘻造設時の嚥下機能評価、耳下腺、顎下腺など頸部手術の際は神経刺激装置を用いて顔面神経麻痺などの合併症予防に努めるなど、診療の質向上にも努力しております。
放射線科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060050xx97x0xx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) | 64 | 6.3 | 12 | 0.0 | 75.6 | |
060050xx0300xx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) | 16 | 3.8 | 9.0 | 0.0 | 73.3 | |
040040xx99100x | 肺の悪性腫瘍 | 11 | 2.0 | 3.3 | 0.0 | 69.5 |
放射線科では、単純X線写真、胃・大腸等の透視検査、CT検査、マンモグラフィー、血管造影等のX線を用いた各種の検査をはじめ、MRI検査や最近では癌診療に必須の検査であるPET-CTなどの様々な画像検査の実施とが画像診断を行っています。また、IVRと呼ばれるX線(レントゲン)やCT、超音波などの画像診断装置で体の中を透かして見ながら、細い医療器具(カテーテルや針)を入れて、標的となる病気の治療を行っていきます。肝臓の悪性腫瘍に対する血管塞栓術を行った症例が1位で、ついで肝臓の悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼治療を行った症例が多いです。
皮膚科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 22 | 7.9 | 9 | 0.0 | 64.9 | |
080011xx99xxxx | 急性膿皮症 | 12 | 11.6 | 12 | 0.0 | 68.1 | |
080030xxxxxxxx | 疱疹(帯状疱疹を除く。)、その類症 | – | – | 7.2 | – | – |
皮膚科では、帯状疱疹や急性膿皮症などの急性疾患での入院が上位を占めています。また他診療科で入院されている患者さんの皮膚疾患の診療や、外来も含めて小児に多い皮膚疾患も多く、必要に応じて小児科と連携して診断・治療に当たっております。アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、食物や薬剤によるアレルギー疾患の検査・治療、自己免疫性水疱症の診断・治療、円形脱毛症に対するSADBE療法、帯状疱疹や蜂巣織炎などの皮膚感染症、皮膚腫瘍(良性・悪性)の診断・治療(ただし、当科では手術加療できない皮膚腫瘍もあります)など、多岐にわたる皮膚疾患にも対応しております。
泌尿器科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 | 77 | 8.9 | 7.6 | 1.3 | 75.8 | |
11012xxx020x0x | 上部尿路疾患 | 50 | 5.8 | 5.9 | 0.0 | 57.1 | |
11012xxx040x0x | 上部尿路疾患 | 45 | 3.2 | 2.9 | 0.0 | 58.3 |
泌尿器科で一番症例が多いのは前立腺癌を疑われて前立腺針生検法(組織を調べる検査)を行う症例ですが、短期滞在手術等基本料3の算定となるため、本集計の対象外となっています。次いで膀胱腫瘍に対する経尿道的手術(内視鏡を使用し開腹せずに膀胱の腫瘍を取り除く手術)の症例が多く。2、3位はいずれも腎結石・尿路結石の症例です。腎結石・尿路結石に対する治療は、経尿道的尿路結石除去術を行う場合と、ESWL(体の外から結石に対して衝撃波をあて、結石を砂状に細かく砕く治療法)を行う場合があります。
救急医学科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) | 18 | 17.2 | 21.5 | 50.0 | 76.6 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症 | – | – | 19 | – | – | |
100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | – | – | 9.2 | – | – |
救急科では内因性疾患、外傷、咬傷、急性薬物中毒、熱中症など幅広い救急疾患の診療にあたっています。症状によって院内各診療科と連携し、入院治療を行うことになります。入院後の治療は各診療科で行われることがほとんどで、本集計では、医療資源を最も投入した傷病の担当科が救急科の症例のみが対象となっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 101 | 20 | 25 | 70 | – | – | 2 | 7 |
大腸癌 | 30 | 37 | 49 | 40 | – | 2 | 7 | |
乳癌 | ||||||||
肺癌 | – | – | 17 | 33 | 35 | 14 | 2 | 7 |
肝癌 | – | – | – | – | – | – | 2 | 7 |
地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、地域の拠点病院としてがん治療を行っています。 特に胃がんについてはⅠ期で見つかる割合が高く、その68%が当院で発見、診断されています。Ⅰ期ではほぼ内視鏡的治療が選択され、発見から治療まで非常に短い時間で完了しています。大腸がんについても早期であれば腹腔鏡下手術を行うなど、なるべく患者負担の少ない治療が選択されます。大腸がんはⅢ期が最も多いですが、術前や術後の化学療法を伴う治療を行っています。肺がんについてはⅢ期が多く、呼吸器外科がないため外科的治療は行えていません。手術適応の患者様はがんセンターと連携するなどで対応し、化学療法や緩和ケアの充実によって治療にあたっております。がん診療においては診療科の垣根を越え、他職種でチーム医療にあたるよう努めております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
重症度 0 | 25 | 8.2 | 55.2 |
重症度 1 | 34 | 10.1 | 69.2 |
重症度 2 | 25 | 11.2 | 74.8 |
重症度 3 | |||
重症度 4 | |||
重症度 5 | |||
不明 |
重症度分類は、A-DROPスコア(年齢・脱水・SPO2・意識障害・収縮期血圧による判定)を用いています。重症度3以上の症例はそれぞれ10件以下となっており、軽症(重症度0)、中等症(重症度1~2)の患者の割合が高いです。年齢が上がるごとに重症化し、重症度が高いほど平均在院日数が長くなる傾向となっています。本集計では、ウイルスによる肺炎、誤嚥性肺炎、気管支炎等は対象外となっています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群 | 3日以内 | – | – | – | – |
その他 | – | – | – | – | ||
G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | 3日以内 | ||||
その他 | – | – | – | – | ||
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 11 | 16.7 | 70.2 | 27.3 |
その他 | – | – | – | – | ||
I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
I679 | 脳血管疾患,詳細不明 | 3日以内 | ||||
その他 |
脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しております。10件未満の件数についてはーで表示しております。患者数は少ないですが、当院では脳卒中地域連携パスを整備しており、地域の医療機関と連携をとり退院調整を行っております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 | 137 | 1.5 | 2.2 | 0.0 | 66.1 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 134 | 2.0 | 12.4 | 3.0 | 72.8 | |
K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 | 72 | 1.2 | 8.2 | 0.0 | 71.9 |
内科は複数の領域にわたって診療を行っていますが、手術に関しては消化器内科領域の手術件数が上位を占めています。 早期大腸癌、早期胃癌など最近は内視鏡治療で対応できる癌が多く発見されるようになりました。当院においても内視鏡機器を多数導入しており、癌の早期診断、早期治療に役立てています。
小児科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの | 46 | 0.0 | 42.1 | 2.2 | 0.0 | |
K7151 | 腸重積症整復術 非観血的なもの | 18 | 0.1 | 2.2 | 0.0 | 2.4 | |
K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | 14 | 0.1 | 85.9 | 0.0 | 0.0 |
小児科の手術件数は新生児部門における仮死患児に対する蘇生術が多くなっています。元気に泣かずぐったりして生まれた赤ちゃんを新生児仮死と判断し、その救命に向けた治療が新生児仮死蘇生術となります。当院は地域周産期母子医療センターとして24時間体制で新生児の入院を受け入れているため、院内で出生された新生児のみならず、地域の新生児に対する治療も積極的に行っています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 152 | 1.3 | 3.5 | 0.0 | 65.3 | |
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 107 | 1.7 | 4.1 | 0.0 | 61.7 | |
K7193 | 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) | 43 | 5.6 | 17.8 | 2.3 | 71.3 |
鼠径ヘルニアとは、腹膜や腸といった本来腹部にある器官が、鼠径部から皮膚の下に出てくる病気です。「脱腸」と呼ばれる場合もあります。 鼠径ヘルニアは中高年の男性に多い疾患ですが、最新のTension Free法(UHS法)と呼ばれるヘルニア発生の理論に基づいた術式を標準術式として使用し、良好な成績を得ています。腹腔鏡下胆嚢摘出術は、小切開によってポート(孔)を4か所作り、そこから腹腔鏡や処理具を挿入して、腹腔鏡による画像を見ながら行う手術です。腹壁をほとんど損傷せずに行われるので、開腹による胆嚢摘出に比べて術後の疼痛が軽く、入院期間が短縮されます。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) | 43 | 3.9 | 25.9 | 44.2 | 76.9 | |
K0463 | 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手,足,指(手,足)その他) | 30 | 2.4 | 11.0 | 3.3 | 50.1 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩、股、膝) | 25 | 5.4 | 26.6 | 84.0 | 78.9 |
骨折観血的手術とは通常の骨折をギプス等で固定する方法とは違い、骨折している部分を切開し、骨を正常な位置に戻す治療となります。骨折部位によって手術の手技が変わります。高齢化の影響で、骨粗鬆症や転倒に伴う大腿骨近位部を骨折する患者さんの数は増えており、当院でも90歳を超えて大腿骨近位部の手術を受ける方も珍しくなくなってきました。
脳神経外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) | – | – | – | – | – | |
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | – | – | – | – | – | |
当院の脳神経外科の歴史は長く、播磨地区の最古参として診療を行っております。近年脳神経外科医師の不足により手術を行うことが難しい状況となっていますが、対応可能な場合は手術を行います。当院で治療が難しい場合は長い歴史で培った多くの連絡網により、信頼ある適切な他医療機関への紹介を行っています。
小児外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | 88 | 0.0 | 0.4 | 0.0 | 2.9 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの | 30 | 0.3 | 4.4 | 0.0 | 10.1 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 29 | 0.0 | 1.0 | 0.0 | 5.2 |
脱腸とも呼ばれる鼠径ヘルニアや盲腸の名で知られる虫垂炎の手術が上位を占めています。鼠径ヘルニアについては原則として1泊2日の入院ですが、年齢が1歳以上でご希望の方は日帰りでの手術も行っています。また、低侵襲で術後の創が目立ちにくい腹腔鏡を用いた手術も積極的に行っており、虫垂炎の手術では90%以上を腹腔鏡による手術で行っています。
産婦人科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8982 | 帝王切開術 選択帝王切開 | 244 | 8.3 | 6.0 | 0.0 | 32.9 | |
K8981 | 帝王切開術 緊急帝王切開 | 132 | 5.3 | 6.2 | 0.0 | 33.1 | |
K877 | 子宮全摘術 | 78 | 1.8 | 8.0 | 0.0 | 48.6 |
地域周産期母子医療センターとして機能している当院の産婦人科は、ハイリスク妊娠の管理・分娩を行っているため、手術については選択の場合、緊急の場 合を問わず帝王切開の件数が多くを占めています。婦人科領域の手術は子宮全摘術が多く、子宮筋腫等何らかの病気のため子宮そのものを摘出する手術となります。子宮筋腫の治療で当たり前のように子宮の全摘出をすすめることはなく、患者さんの年齢や出産の希望を聞きながら治療方針を決定していきます。
眼科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズ挿入あり)(その他の場合) | 875 | 0.9 | 1.0 | 0.1 | 74.1 | |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(Vit、網膜付着組織を含む) | 173 | 0.8 | 9.0 | 0.6 | 62.2 | |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(Vit、その他のもの) | 25 | 0.9 | 5.9 | 0.0 | 64.6 |
大半を占める水晶体再建術は白内障に対して実施する手術であり、濁った水晶体を取り除きその代替となる眼内レンズを挿入することを目的とします。白内 障の原因はほとんどが加齢によるものといわれており、高齢者の増加に伴い、当院の白内障患者数も増加しています。日帰りの手術も可能であり、認知症の患者さんについても全身麻酔による手術を行うことで対応が可能となっています。
耳鼻咽喉科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 72 | 1.0 | 7.2 | 0.0 | 20.6 | |
K309 | 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 | 50 | 0.2 | 1.4 | 0.0 | 5.9 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 32 | 1.0 | 4.6 | 0.0 | 52.7 |
耳鼻科の手術症例の特徴として、患者さんの平均年齢の低さからもわかる豊富な小児症例があげられます。扁桃腺炎や中耳炎といった小児の患者さんに多い 病気の手術が大半を占めています。成人の患者さんの副鼻腔炎に対する手術等も行いますが、悪性疾患で専門的な治療を要する場合はがんセンターや大学病院へ紹介させていただく場合もあります。
放射線科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) | 63 | 1.2 | 4.2 | 0.0 | 75.8 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | 16 | 0.1 | 1.0 | 0.0 | 69.3 | |
K697-31ロ | 肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法(2cm以内)(その他) | 12 | 0.1 | 2.3 | 0.0 | 73.5 |
放射線科における手術の多くは肝臓の悪性腫瘍に対する手術となっています。血管塞栓術は腫瘍に栄養を送る血管を詰まらせることによって、腫瘍に栄養が届かないようにし、腫瘍を死滅させることを目的とします。一方でラジオ波焼灼治療は腫瘍に対して直接電流を流し、腫瘍を死滅させることを目的としています。抗がん剤を適切に投与することを目的としたカテーテルを設置する手術も行っており、院内各診療科と連携し治療を行っています。
皮膚科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0062 | 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外、長径3cm~6cm未満) | – | – | – | – | – | |
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | – | – | – | – | – | |
K0061 | 皮膚・皮下腫瘍摘出術(露出部以外、長径3cm未満) | – | – | – | – | – |
当院の皮膚科では皮膚疾患全般を幅広く診療しています。手術の大半は良性の皮膚腫瘍となり、ほくろや粉瘤といった“おでき”と呼ばれるものが対象となり ます。切除する部分が皮膚の上にあるか下にあるかで手技が変わります。切除したのち病理検査を行い悪性か良性かの診断をさせていただき、悪性の場合で当院で更なる対応が難しい場合はがんセンターや大学病院等に紹介させていただく場合もあります。
泌尿器科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの | 72 | 1.3 | 7.0 | 1.4 | 75.7 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 49 | 1.2 | 4.5 | 0.0 | 69.2 | |
K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) | 46 | 0.3 | 2.0 | 0.0 | 59.0 |
泌尿器科では内視鏡を使用し開腹せずに膀胱の腫瘍を取り除く手術を多く実施しています。開腹を行わないため低侵襲であり、身体的な負担が少なくてすむ ことが特徴です。また尿路結石破砕装置やホルミウムレーザーシステムといった機器を導入し、ハード面を充実させ、先進的な治療についても積極的に導入を行っています。
救急医学科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) | – | – | – | – | – | |
K3902 | 喉頭異物摘出術(直達鏡による) | – | – | – | – | – | |
K620 | 下大静脈フィルター留置 | – | – | – | – | – |
救急科はその特性から初療を行うことが多く、手術件数は多くありません。喉の異物を取り除くといったその場で対応が可能な軽微な手術については対応し ますが、大規模な手術が必要な場合は院内各診療科に協力を依頼し、適切な治療を行っていただくことになります。本集計では、医療資源を最も投入した傷病の担当科で集計されています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 1 | 0.009 |
異なる | 8 | 0.071 | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 37 | 0.328 |
異なる | 25 | 0.222 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | 2 | 0.018 |
異なる | 3 | 0.027 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 37 | 0.328 |
異なる | 10 | 0.089 |
播種性血管内凝固症候群や敗血症等について、入院の契機となった病名と同一性が有るかを区別して、症例数と発生率を示しています。「手術・処置等の合併症」については入院契機となった病名と同一が有る症例数は、入院の目的が手術・処置の合併症の治療にある症例数を示しています。
更新履歴
加古川東市民病院
平成27年度 加古川東市民病院 病院指標
- 1.年齢階級別退院患者数
- 2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
- 3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 5.脳梗塞のICD10別患者数等
- 6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
- 7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 1072 | 165 | 40 | 69 | 178 | 314 | 821 | 1110 | 704 | 157 |
幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいておりますが、0歳~9歳までの患者数が全体の23%を占め、60歳以上の患者数は全体の60%となり、地域社会の高齢化を反映しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 237 | 3.2 | 3.1 | 0.0 | 67.5 | |
050130xx99000x | 心不全 | 209 | 15.4 | 18.3 | 6.2 | 79.1 | |
050070xx01x0xx | 頻脈性不整脈 | 182 | 5.2 | 5.7 | 0.0 | 61.9 |
内科は主に循環器内科、消化器内科で診療を行っています。循環器内科は24時間365日救急患者の対応を行っています。加古川、高砂救急隊とのホットラインにより急性冠症候群、大動脈解離、急性心不全、心肺停止患者の速やかな受入れを行っています。症例数1位は狭心症に対する心臓カテーテル法による諸検査を行う症例です。治療法としては狭心症や心筋梗塞に対するステント留置、ロータブレーターによる血管形成術(冠動脈インターベンション)を数多く行っています。また頻脈性不整脈の患者さんに対してカテーテルアブレーション(経皮的カテーテル焼灼術)を行う症例も多いです。当科で治療を行った患者さんはかかりつけ医で継続治療を勧め定期的な検査を当科で行い心筋梗塞の再発、心不全、不整脈の発症を未然に予防するよう努めています。
小児科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040080x1xxx0xx | 肺炎等 | 275 | 5.0 | 5.7 | 1.5 | 3.8 | |
040070xxxxx0xx | インフルエンザ、ウイルス性肺炎 | 124 | 4.6 | 5.5 | 1.6 | 2.2 | |
040100xxxxx00x | 喘息 | 113 | 5.0 | 6.3 | 1.8 | 3.7 |
小児科は予防接種・乳児検診といった保険事業から救急診療である東播地区2次救急輪番までを幅広く受け持っている総合小児科です。入院患児のほとんどは肺炎や喘息などの急性疾患が占めています。近隣の医療機関との連携にカを入れており、入院患児の62.9%は他の医療機関からの紹介患児です。
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
07040xxx01xx0x | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) | 59 | 36.2 | 25 | 6.8 | 65.3 | |
160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 | 34 | 28.1 | 28.7 | 73.5 | 82.5 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) | 16 | 36.3 | 27.2 | 12.5 | 73.4 |
整形外科では股関節疾患に力を入れており、変形性股関節症、寛骨臼形成不全、大腿骨頭壊死症、関節リウマチ、急速破壊型股関節症、人工股関節のゆるみや感染、大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)や股関節唇損傷、などの様々な疾患を診療しています。治療としては最小侵襲手術(MIS)での人工股関節全置換術、人工股関節再置換術、各種骨切り術、股関節鏡手術などを行っております。また入院中の看護、リハビリテーションにより、痛みをとることはもちろんのこと、退院後の生活を楽しく不自由なく過ごしてもらえることを目標に治療に携わっております。
形成外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050180xx97xx0x | 静脈・リンパ管疾患 | 148 | 5.8 | 3.5 | 0.0 | 64.7 | |
180060xx97xxxx | その他の新生物 | 46 | 3.2 | 6.8 | 0.0 | 24.4 | |
020230xx97x0xx | 眼瞼下垂 | 33 | 4.0 | 3.5 | 0.0 | 69.0 |
形成外科では静脈・リンパ管疾患(具体的には下肢の静脈瘤)に対する症例が一番多く、下肢静脈瘤血管内焼灼術、大伏在静脈抜去術、下肢静脈瘤手術(高位結紮術)などの治療を行っております。2位のその他の新生物とは主に皮膚・皮下腫瘍の症例で患者さんの平均年齢が低いのが特徴です。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050080xx01010x | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) | 19 | 24.4 | 25.7 | 0.0 | 69.7 | |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 | 17 | 12.6 | 13.2 | 0.0 | 71.4 | |
050161xx97x10x | 解離性大動脈瘤 | 11 | 37.4 | 29.8 | 36.4 | 70.4 |
救急車の搬送割合が入院患者の約20%にあたり、心臓血管外科で入院の92%は手術対象症例です。最も多い疾患は弁膜症で、次いで大動脈弁狭窄症、大動脈弁逆流症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁逆流症、僧帽弁閉鎖不全症等となります。手術は弁置換術が最も多く、冠動脈、大動脈バイパス移植術、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿入術となります。高度な手術を行うための麻酔科医、医療スタッフも充実しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | – | 2 | 7 | |||||
大腸癌 | ||||||||
乳癌 | ||||||||
肺癌 | – | – | – | 2 | 7 | |||
肝癌 |
がん治療については西市民病院へ集約しているため、対象の患者数は少ないです。必要に応じ西市民病院やがんセンターへ紹介するなど、地域連携に重点を置いて患者さんの不利益にならない診療方針をとっております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
重症度 0 | 12 | 8.8 | 50.5 |
重症度 1 | 27 | 11.3 | 76.1 |
重症度 2 | 20 | 15 | 81.1 |
重症度 3 | 15 | 19.7 | 83 |
重症度 4 | – | – | – |
重症度 5 | – | – | – |
不明 | – | – | – |
重症度分類は、A-DROPスコア(年齢・脱水・SPO2・意識障害・収縮期血圧による判定)を用いています。重症度4以上の症例はそれぞれ10件以下となっており、軽症(重症度0)、中等症(重症度1~2)の患者の割合が高く、重症(重症度3)の症例もみられます。年齢が上がるごとに重症化し、重症度が高いほど平均在院日数が長くなる傾向となっています。本集計では、ウイルスによる肺炎、誤嚥性肺炎、気管支炎等は対象外となっています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群 | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | – | – | – | – |
その他 | – | – | – | – | ||
I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | ||||
その他 | – | – | – | – | ||
I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | 3日以内 | ||||
その他 | ||||||
I679 | 脳血管疾患,詳細不明 | 3日以内 | ||||
その他 |
脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しております。10件未満の件数についてはーで表示しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの | 149 | 4.0 | 4.9 | 0.0 | 68.9 | |
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの | 131 | 1.4 | 2.9 | 0.0 | 63.1 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 129 | 2.7 | 6.5 | 0.0 | 72.6 |
内科手術は循環器疾患に対するカテーテル治療が上位を占めています。症例数1位の経皮的冠動脈ステント留置術は、冠動脈の狭窄部までカテーテルを進め、バルーンで拡張した後、内腔側からステント(メッシュ状の金属の筒)を留置して血管の開通性を保持し再閉塞を予防します。留置術後、ステントは冠動脈内に留まり血管をささえ続けます。2位の経皮的カテーテル心筋焼灼術は 不整脈に対する手術で、不整脈の原因となる場所に特殊なカテーテル(アブレーションカテーテル)を進め、カテーテルから高周波電流を流して心筋を焼灼し不整脈を根治する手術です。
小児科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7151 | 腸重積症整復術 非観血的なもの | – | – | – | – | – | |
K300 | 鼓膜切開術 | – | – | – | – | – | |
腸重積とは腸管の一部がその先の腸管に陥入した状態で、腸管の血行が障害されイレウス(絞扼性腸閉塞)となり、小児乳幼児では腹痛や腹部腫瘤、粘血便の症状が出ます。非観血的整復術は約70~80㎝の高さから高圧浣腸をレントゲン透視下で行い、腸管の陥入を元に戻す手術です。
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術 肩、股、膝 | 83 | 1.6 | 35.4 | 8.4 | 67.7 | |
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 28 | 2.2 | 21.0 | 60.7 | 80.7 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 10 | 4.7 | 23.5 | 90.0 | 78.5 |
人工関節置換術は当院では股関節に対する手術が80%以上を占めています。人工骨頭挿入術は大腿骨頚部骨折などで骨頭側のみ人工骨頭に置き換えますが、人工関節置換術では、骨頭側(凸側)と関節窩側(凹側)の両方を人工股関節に置き換えます。骨頭側だけではなく、関節窩側にも変形、癒着や破壊があって、股関節の動きが悪い痛みが強い、支持性が悪い場合に行われる手術です。
形成外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K617-4 | 下肢静脈瘤血管内焼灼術 | 97 | 0.1 | 3.2 | 0.0 | 63.9 | |
K617-2 | 大伏在静脈抜去術 | 62 | 1.1 | 8.3 | 0.0 | 67.0 | |
K6173 | 下肢静脈瘤手術 高位結紮術 | 32 | 0.0 | 1.3 | 0.0 | 66.9 |
形成外科では下肢静脈瘤に対する手術が上位を占めています。下肢静脈瘤血管内焼灼術は、静脈内に光ファイバーを挿入し、レーザー照射によって静脈を焼灼し、血管を閉塞させる手術です。大伏在静脈瘤抜去術は伏在静脈にストリッパーというワイヤを挿入し、静脈をワイヤに縛り付け、ワイヤと一緒に静脈を抜き取るという手術です。
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K552-22 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの | 16 | 14.5 | 20.0 | 6.3 | 69.8 | |
K6011 | 人工心肺(初日) | 14 | 7.7 | 21.6 | 0.0 | 68.3 | |
K5612 | ステントグラフト内挿術 腹部大動脈 | 14 | 2.3 | 9.0 | 0.0 | 72.1 |
心臓血管外科の手術件数1位は冠動脈、大動脈バイパス移植術です。冠動脈(心臓へ血液を送る血管)が動脈硬化によって強い狭窄や閉塞などを起こしているときにその部位を直接処置せずに、病変部末梢の健常な動脈へ新しいバイパス(迂回して心臓に流れる新しい路)を置く手術です。3位は腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術の症例です。切開した鼡径部から血管に細い管を挿入し、ステントグラフトというバネ状の金属を取りつけた人工血管を挿入する手術です。動脈瘤を血流から遮断することができます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ||
異なる | ||||
180010 | 敗血症 | 同一 | 7 | 0.151 |
異なる | 6 | 0.130 | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | ||
異なる | 3 | 0.065 | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 31 | 0.670 |
異なる | 2 | 0.043 |
播種性血管内凝固症候群や敗血症等について、入院の契機となった病名と同一性が有るかを区別して、症例数と発生率を示しています。「手術・処置等の合併症」については入院契機となった病名と同一が有る症例数は、入院の目的が手術・処置の合併症の治療にある症例数を示しています。
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