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PET-CT装置 | 加古川中央市民病院

PET-CT装置

 2019年9月より当院では、関西初となる半導体PET-CT(Siemens AG Biograph Vision 600)が導入されました。
 従来型(光電子増倍管型)と比べて、より小さな病変を描出できるようになりました。

PET‐CT検査とは

 がん細胞は通常細胞に比べて、何倍も多くのブドウ糖を取り込む性質があります。これを利用して、ブドウ糖にごく微量の放射性物質を組み込んだ検査薬(FDG)を注射し、全身の写真を撮ることで、がん細胞をうつしだす検査を(FDG) PET-CT検査といいます。

 PET-CT検査は、CTを使った「形や大きさの変化」に加えて、PETの「細胞の活動状態」の情報を融合することで、がんの位置や進行度合、治療後の経過を被検者にもわかりやすい画像として表すことができます。

PET-CT検査の特長

一度に全身スキャンをして、病変のひろがりがわかる

 全身を検査するので、通常では見逃される病変を発見できたり、一度に多くの種類のがんを発見できることがあります。

 もし病変を見つけた場合にも、治療方針の決定や治療後の経過観察に有用で、患者さんお一人お一人にあわせた最適な治療選択につながります。

身体への負担が少なく、受検者にやさしい検査

 検査薬を静脈注射する際の痛みはありますが、その後は休憩室や検査台で横になるだけなので、痛みや不快感を感じることはありません。

当院のPET‐CT検査が優れているポイント

次世代型の最新装置で、より小さな病変をみつけだす

 半導体検出器を備えた次世代型のPET-CT装置を関西で初めて導入しました。従来型(光電子増倍管型)と比べて、より小さな病変を描出できるようになりました。

新しい呼吸同期法によって、短時間で正確な結果が得られる

 PET-CT検査は呼吸をしながら写真を撮るので、呼吸の動きの影響を受けてボケたような画像になります。これを解決する方法が呼吸同期法です。従来の呼吸同期法では撮影にかかる時間が2倍になり、実用的ではありませんでした。

 しかし、当院が採用した新しい呼吸同期法では、撮像時間が延びません。これによって呼吸同期法を実用化し、ボケの少ない画像を得ることで、正確な診断に貢献します。

数多い実績と、信頼できる検査レポート

 播磨地域において、トップクラスの検査実績数と読影数を経験しております。より信頼性の高い検査報告書をご提供いたします。

検査の流れ

PET-CT検査の様子