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基幹施設プログラム
加古川中央市民病院 総合診療専門研修プログラム
プログラムの特色
- 基幹施設である加古川中央市民病院では、33の各専門診療科を有し、豊富な指導医と充実した指導体制をとっており、幅広い内容の研修が可能である。
- 本研修プログラム(以下PG)の施設群が全て同じ医療圏に位置しており、実際に行われている地域住民に密着した病診連携を学ぶことが可能である。
- 加古川中央市民病院は、この地域の地域包括ケアシステムの中核を担っており、研修中のみならず、専門医取得後も継続してキャリア形成できる環境がある。
- 内科は、総合内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、糖尿病・代謝内科、腎臓内科、脳神経内科、リウマチ科、腫瘍・血液内科からなり、幅広くかつ専門性の高い研修を実施できる。年間の内視鏡検査治療は約11,000件、心臓・血管カテーテル治療は約650件、アブレーションは約190件、デバイス治療は約160件と、症例が豊富であり、同時に、各専門医との人的ネットワーク構築にも役立つ。
- 外科系診療科においては、手術件数は年間約6,000件超えと症例が豊富で、かつ実践を重視しており、積極的に手術に入ることが可能である。
- 小児周産期領域では、地域周産母子医療センターとして兵庫県西南部の小児周産期医療の中核として機能しており、NICU入院患者数は年間約200件、分娩数は年間約900件と豊富な症例と優れた指導医を有している。
- 年間5,500件を越す救急車搬入件数があり(内、救急科での受付は950件前後)、一般救急、外傷、循環器救急、小児救急、産婦人科救急と1次から3次の様々な救急疾患を経験できる。内科救急疾患は、救急専門医の指導の下、一般内科救急疾患に加え、循環器救急疾患、消化器救急疾患、呼吸器救急疾患が豊富に経験できる。
- 院内・院外上級医によるミニレクチャーは週に1回、カンファレンスは週に2回は実施しており、総合診療専門医として知っておくべき幅広い基本的な知識や診療技術を習得する良い機会が提供される。 年間を通して実施しているシミュレーション教育にも参加可能である。
- 院内にNST活動や地域医療連携室業務など、多職種共同業務を学ぶ機会が豊富である。
- 学外から優れた講師を招聘、あるいは他病院の総合内科と合同して、教育的カンファレンスを定期開催しており、幅広い知識と共に他病院医師との交流の場がある。
- 専門診療科が整備されているため、研修は基本的なプログラムに加えて個々の専攻医の希望に沿った内容を盛り込んだオーダーメイド研修プログラムを作成し実施可能である。
研修施設群(2024年度~)
基幹施設
①加古川中央市民病院
連携施設
②中田医院
③藤岡内科眼科医院
④公立宍粟総合病院
総合診療専攻医研修モデル
総合診療専攻医は初期臨床研修終了後、3年(以上)の専門研修で育成される。
- 「研修カリキュラム」の知識、技術・技能修得は必要不可欠なものであり、修得するまでの最短期間は3年間とするが、修得が不十分な場合、修得できるまで研修期間を1年単位で延長することがある。
- 総合診療専門研修・・・総合診療専門研修Ⅰ(診療所)、総合診療専門研修Ⅱ(病院総合診療部門)は各6ヶ月以上、合計で18ヶ月以上の研修を行う。
- 必須領域研修・・・内科は12ヶ月以上を、小児科、救急科は各3ヶ月以上の研修を行う。
- へき地での研修は12ヶ月以上が望ましい。
- 加古川中央市民病院では総合内科に席を置き、年間通じて様々な症例を経験する。ただし、稀少な症例や剖検を経験する為に、一部の症例については、診療領域を越えて経験することもある。
- 決定済の1年間のローテーションの変更は原則認めない。(連携施設の指導医状況等の関係上)
研修ローテーション(例)
<1年次>
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4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
総合診療専門研修Ⅱ |
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加古川中央市民病院 |
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<2年次> |
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4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
内科 |
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公立宍粟総合病院(へき地) |
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<3年次> |
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4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
総合診療専門研修Ⅰ |
総合診療専門研修Ⅰ |
小児科 |
救急科 |
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中田医院 |
藤岡内科眼科医院 |
加古川中央市民病院 |
加古川中央市民病院 |
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指導医からのメッセージ
総合診療専門医制度 研修プログラム管理委員会 統括責任者
総合内科 主任科部長 金澤 健司
本研修 PG においては指導医が皆さんの教育・指導にあたりますが、専攻医が主体的に学ぶ姿勢をもつことが重要です。総合診療専門医は医師としての倫理観や説明責任はもちろん、プライマリ・ケアの専門家である総合診療医としての専門性を自覚しながら日々の診療にあたると同時に、ワークライフバランスを保ちつつも自己研鑽を欠かさず、日本の医療や総合診療領域の発展に資するべく教育や学術活動に積極的に携わることが求めらます。本研修 PG 修了後には、皆さんが標準的な医療を安全に提供し、疾病の予防に努めるとともに将来の包括的な地域医療を実践する中心的な存在を果たすことができる総合診療専門医となれるようサポートを行っていきますので、主体的に、積極的に何事にも取り組んでいくことを期待しています。
問い合わせ
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総合診療専門医制度 研修プログラム管理委員会 統括責任者