研修の目的・特色・特長
約1000名の外来患者と約20名/日の入院患者を、リウマチ学会指導医1名を含む3名のリウマチ(内科)専門医で診療しており、関節リウマチに対する生物学的製剤治療や、各種膠原病に対する免疫抑制治療といった薬物療法と血漿交換療法などのアフェレシス治療、治療に合併する感染症診療などを行っている。後期研修においては、各疾患の診断や、他疾患の除外にも必要な検査技術(エコー(腹部・頸部・関節など)、ルンバール、マルク、関節穿刺や注射など)を習得できる。また治療に伴い発症する、健常人には稀な日和見感染症に対する診断や抗菌薬治療に関しても数多く経験できる。
当院内科には各分野の専門医が在籍しており、多くの診療科もそろっており、専門家の意見を聞きやすい環境にある。 リウマチ膠原病のみに限らず総合内科医として患者さんの全身を診ていきたいと考えておられる方にとっては良い研修ができるのではと思われる。各種学会発表を含め、専門医取得へ向けてのサポート体制も充実している
- リウマチ・膠原病の診断過程を習得することができる。
- ステロイド・免疫抑制剤・生物学的製剤の使い方をマスターできる。
- 日和見感染症を含めた感染症のマネジメントができる。
- 関節エコー・甲状腺エコー・腹部エコーを習得できる。
週間スケジュール
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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朝 | 病棟カンファ | 専攻医病棟カンファ | 病棟カンファ | 専攻医病棟カンファ | |
午前 | 病棟診療/外来診療 (5年目以上) | 病棟診療/外来診療 (5年目以上) | 病棟診療/外来診療 (5年目以上) | 病棟回診 | |
午後 | 病棟診療/外来診療 (5年目以上) | 病棟診療/外来診療 (5年目以上) | 病棟診療/外来診療 (5年目以上) | 多職種カンファ | 病棟カンファ |
夕 | 専攻医外来カンファ | 専攻医外来カンファ |
病棟業務は、毎日、入院患者の診療に従事する。予定入院患者や緊急入院患者では、速やかに診察・処置に専念する。
稼働実績・診療実績
専攻医 実績件数
2022年度 3年次専攻医 入院主治医症例数
関節リウマチ | 13 | 顕微鏡的多発血管炎 | 3 |
多発性筋炎・皮膚筋炎 | 2 | 全身性強皮症 | 2 |
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 | 4 | シェーグレン症候群 | 3 |
全身性エリテマトーデス | 6 | リウマチ性多発筋痛症 | 3 |
混合性結合組織病 | 2 | ベーチェット病 | 2 |
再発性多発軟骨炎 | 1 | 成人スティル病 | 1 |
家族性地中海熱 | 1 | 合計 | 43 |
業績
学会・研究会・講演会
投稿論文
リウマチ・膠原病内科 山根 隆志 主任科部長と井上 綾華 専攻医が学会にて受賞しました
2020年11月6日(金)に開催された、『第90回 日本感染症学会西日本地方会学術集会 第63回 日本感染症学会中日本地方会学術集会 第68回日本化学療法学会西日本支部総会』(Web開催)において、リウマチ・膠原病内科 山根 隆志 主任科部長の指導のもと、井上 綾華 専攻医が優秀賞を受賞しました。
井上 綾華 医師は当院での研修中3度目受賞となります。
演題名:肉芽腫性乳腺炎による結節性紅斑の1例
病院サイトのお知らせ欄の記事はこちら
リウマチ・膠原病内科 山根 隆志 主任科部長と井上 綾華 専攻医が学会にて受賞しました
2018年4月14日(土)に開催された、『第115回日本内科学会総会・講演会 医学生・研修医の「日本内科学会 ことはじめ 2018京都」』(開催地:京都市)において、リウマチ・膠原病内科 山根 隆志 主任科部長が指導教官賞、井上 綾華 専攻医が優秀演題賞を受賞しました。
演題名「診断に難渋したが,偶然の骨病変の発見を契機にErdheim-Chester病(ECD)と診断し得た一例」
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山根 隆志 主任科部長の指導の下、井上 綾華 初期研修医が学会発表にて優秀賞を受賞しました
2017年10月26日(木)~10月28日(土)に開催された、『第87回日本感染症学会西日本地方会学術集会』『第60回日本感染症学会中日本地方会学術集会』『第65回日本化学療法学会西日本支部総会』の合同開催(開催地:長崎市)において、リウマチ・膠原病内科 山根 隆志 主任科部長の指導の下、井上 綾華 初期研修医が発表した「SLEの分類基準を満たしRPR/TPLA偽陽性となったパルボウイルス感染症の1例」が研修医セッションで優秀賞を受賞しました。
病院サイトのお知らせ欄の記事はこちら
指導医からのメッセージ
リウマチ・膠原病内科 主任科部長 山根 隆志
当科は平成26年4月に新設された新しい診療科ですが、3人のメンバーとも近隣の施設での10年近い勤務を経て赴任しておりますので、当初から約300名のリウマチ・膠原病の患者さんの外来診療を行っております。また地域の医療機関から紹介いただく症例も豊富ですのでさまざまな経験がつめるのではないかと思います。自分自身、患者さんの全身を診られる医師になりたいと思い、難しい疾患は多いものの、丁寧な診察やアセスメントによってより確実な診断、適切な治療につなげていくことのできるこの分野に卒後3年目くらいから興味を持ち始め、その中で感染症の診療や集中治療などについての知識などを少しずつ拡げてきました。 当院には内科の中の各専門科や他診療科の先生方もたくさんおられますので、さらに自分の診療の幅を広げていけたらと思いますし、 研修に来られる研修医のみなさんと一緒に良い診療ができるように研鑽していきたいと考えておりますので、楽しく頑張りたいみなさんが来られるのを楽しみにしております。
専攻医からのメッセージ
学会認定
スタッフ紹介
(兼)院内感染対策室長
専門分野
リウマチ・膠原病
学会専門医・認定医
日本リウマチ学会リウマチ専門医・指導医
日本病院総合診療医学会認定医
日本病院会認定病院総合医
日本化学療法学会抗菌科学療法認定医
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター
日本リウマチ学会評議員
The Best Doctors in Japan 2012-2013
The Best Doctors in Japan 2016-2017
The Best Doctors in Japan 2018-2019
The Best Doctors in Japan 2020-2021
The Best Doctors in Japan 2022-2023
厚生労働省認定臨床研修指導医
医学博士
専門分野
リウマチ・膠原病
学会専門医・認定医
日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本病院会認定病院総合医
JMECC(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)インストラクター
厚生労働省認定臨床研修指導医
専門分野
リウマチ・膠原病
感染症
学会専門医・認定医
日本内科学会認定内科医・指導医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター
専門分野
感染症
学会専門医・認定医
日本リウマチ学会リウマチ専門医