患者さんの病気と
今後の治療に関わる重要な役割
私は開院当初から勤務しており今年で8年目になります。両親が医療関係で勤務していたこともあり、私も医療に携わる仕事に就きたいと考え、大学では管理栄養士と臨床検査技師の資格習得を目指して学びました。卒業後は1年間別の仕事をしていましたが、「患者さんの近くで医療に関わる仕事がしたい」と思い臨床検査技師の道を目指しました。検査技師としては未経験だったので、診療科の多い総合病院で知識、技術を身に付けたいと思い加古川中央市民病院への入職を決めました。
当院の臨床検査室には、生理機能検査室、検体検査室、病理検査室があります。私は生理機能検査室に配属されており、主に心電図や脳波検査、神経伝導速度検査や超音波検査を担当しています。
当院では外来採血を全て臨床検査技師のみで担当しており、1日に500~600人と非常に多くの患者さんが来室されます。採血が苦手な方には安心してもらえるように声をかけたり、適切かつスピーディーに採血できる様、日々腕を磨いています。また、採血室と検体検査室が併設されている為、採血後の検体はすぐに検査に回すことができ、迅速に診療場へ結果を報告する事が出来る体制になっています。
日当直勤務は現在月2回程度で2名体制での勤務です。他部門の技師と入る事が多くお互いに助け合いながら、救急搬送された患者さんや、入院患者さんの検査を実施しています。
働きながら多くの症例に出会い、自然と知識が身につく
当院で働く一番の魅力は診療科が多いことです。忙しい中でも様々な症例を経験する事で、幅広い知識と技術が身に付きます。検査結果は、医師が診察する上で患者さんの治療に関わる重要な役割を担っているため、緊張感を持って業務に取り組んでいます。また、認定資格を持っている先輩も多く在籍しているので、質の高い検査を提供することができます。現在私も認定資格を取るため勉強中です。医療の現場は日々情報が更新されていくので、学会や勉強会などに参加することで情報の収集を怠らず、他部署の所見も理解できるようになりたいと思っています。
患者さんに名前を覚えてもらうことが、
とても嬉しくやりがいを感じる
生理機能検査室は患者さんと接する機会も多く、コミュニケーション能力が大切だと改めて感じました。私の名前を覚えてくれた患者さんから「また次もお願いします」と言ってもらえることもあり、モチベーションの維持に繋がっています。自分が出した検査結果により適切な治療が行われ、患者さんが元気になっていく様子を見られた時にはとてもやりがいを感じます。
休日は仕事のことは考えず、自分の時間を大切に過ごしています。福利厚生の割引券を利用して映画を安く見たり、趣味の料理を家族に振る舞ったり、出石そばを食べに行ったり。
忙しい病院ではありますが、人の命に関わる重要な役割を担っているのでやりがいを感じることができると思います。みなさんと一緒に働くことを楽しみにしています。
2024年5月 更新