2020年はコロナの影響で手術件数が若干減少しましたが、入院・手術に対する対策が確立してからは症例数が増加し昨年は成人開心術が147例と過去最多となりました。緊急症例は22%とemergencyにも対応することができました。先天性心疾患及びTEVARを含めると180例の過去最多の症例数となりました。これはひとえに地域の医療機関の先生方により適切な時期にご紹介頂いたこと、緊急症例搬送に全面的にご協力頂いたことによると考え深謝いたします。先天性心疾患についてはここ数年20~30症例/年と安定して推移しており地域の先生方に当院の診療内容がご理解いただけていると考えております。通常の開心術及び大動脈疾患に対するステントグラフト治療(TEVAR/EVAR)は安定した成績が示されており、今後は低侵襲開心術(MICS)や内科と合同で行っているカテーテル的弁膜症手術(TAVI)の症例数増加を目指してチーム一丸となって邁進する所存です。緊急症例発生時にはダイレクト電話を設置しておりますのでいつでもご利用ください。今後ともご協力お願い申し上げます。