救急科は、平日の昼間帯、第1・2日曜の終日、2ヶ月に2回土曜の夜間に救急車、ドクターカー、ドクターヘリで搬入された、また直接来院された内因性・外因性疾患の救急患者、心肺機能停止患者の初療に当りました(表1・2)。迅速な診察と諸検査から重症度・緊急度を判定し、疾患・病態を診断して処置・治療に繋げています。要入院例は各専門科か救急科に入院あるいは転院させています(表3・4)。総2022年の救急科初療は2987例で、救急車、ドクターカー/ヘリによる搬入患者の初療は2731例(病院全体の同受入件数:8755件の31.2%)でした(表1)。2023年5月から5類になったCOVID-19感染症の初療は159例(うち24例は他の疾患に併存)で(表2)、インフルエンザ患者も9月から診るようになり4か月間で10例、うち12月は7例でした。また重症細菌感染症も多く、血液培養検査は544例に施行され、約24.4%が陽性(菌血症)でした(表2)。緊急・重症病態の患者さんを診られた時には救急科へご連絡下さい。状況が許せば、ドクターカーで貴院まで出動いたします。