将来的に腎代替療法が必要になる可能性がある患者さんとそのご家族を対象に、腎臓内科医師・慢性疾患看護専門看護師・腎臓病療養指導士などが協働して「療法選択外来」を開設し、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)に関する相談や情報提供などを行っています。
血液透析は、透析のための時間(治療にかかる時間、通院する時間、病院に通うための準備の時間)の確保や、維持透析施設に週3回通院するための通院手段の確保などが必要です。腹膜透析は、自宅や職場で腹膜透析を行うための場所の確保や環境整備、職場との調整などが必要です。どちらも、透析治療のための生活の調整が必要になってくる治療です。そのため、これまでの生活、今後の生活の見通しや就労の継続など、患者様お一人お一人のご希望や生活スタイルに沿った治療について、一緒に検討していきたいと考えております。
療法選択外来での相談をご希望の方は、診察時に主治医にお申し出ください。