耳鼻咽喉科では聴覚、嗅覚、味覚といった感覚器と鼻腔から喉頭に至る上気道そして頚部の腫瘍や炎症性疾患など多岐にわたる疾患に対応しています。
耳の手術は従来の顕微鏡手術に加え、内視鏡手術も増えてきています。入院期間は3~5日間程度です。また鼻の手術はほとんどが内視鏡手術で適宜ナビゲーションも使って3泊4日の入院になっています。扁桃摘出術は9日間入院です。
頚部手術は従来通り原則良性疾患を対象とし、悪性疾患については県立がんセンター、神戸大学病院などへ紹介させていただきます。当院での入院期間は1週間前後です。
ご紹介いただいた初診の患者さんはまず外来での診察、聴力検査、内視鏡検査などの耳鼻科特有の検査や血液検査に加えCT、MRI、エコー検査などの画像検査と細胞検査、組織検査をして診断を進めます。診断がついて病状が安定すればかかりつけ医として地域のクリニックの先生のところで治療を継続していただき、必要があれば再度ご紹介いただくという循環になります。
これからも急性期病院としての役割を果たし、納得して治療を受けていただけるよう努めて参ります。