つらさを和らげ「自分らしく生きる」を支え続けます
あなたやあなたの大切な人が「ほっとする」空間、ケアを提供します
緩和ケア病棟について知っていただきたいこと
当院の緩和ケア病棟は、がんの患者さんが入院するための病棟です。
- 苦痛を伴う症状の緩和・看取りを目的とした患者さんの入院をお受けしています。
当院の緩和ケア病棟では
- 患者さんができるだけ安楽に過ごせるよう、苦痛を伴う処置や身体拘束、心臓マッサージ、人工呼吸、心電図モニターの装着は原則として行いません。
- 看護師がこまめにお部屋を訪室し、お身体の状態にあわせたケアの提供を行っていきます。自然な経過の中で、つらさを和らげ、患者さんらしい生活を支援します。
- 身体的な症状の緩和だけでなく「つらさ」や「気がかり」に焦点を当て、その人らしい生き方の選択肢を広げられるお手伝いをしていきます。
- 患者さんやご家族が大切にしていきたいこと、これからの過ごし方について十分話し合うことができるようにサポートさせていただきます。
- 患者さんやご家族の「希望」を一緒に考えさせていただきます。
一般病棟と異なること
- 病室は8床、全室個室(室料は無料)です。
- 面会は患者さんと相談し、登録された3名の方は24時間可能です。その他の方は一般病棟と同じになります。
- 食事は病院食以外に、患者さんが好きなものを持ち込み、慣れ親しんだ味を楽しんでもらうことも可能です。
入院基準
以下をすべて満たす方が入院の対象となります。
- がんに伴う苦痛な症状がある
- 積極的な治療を行わず、緩和治療が中心になっている
- 患者さんとご家族が病名・病状について理解されている
退院基準
以下のいずれかに当てはまる場合には、退院・転棟について相談することがあります。
- がんに伴う症状が緩和されている
- 病状が安定しており入院の長期化が予想される
- 自宅・施設等への一時退院・看取りを希望している
- 在宅療養が可能となる
- 新たに積極的治療を希望する、意思が変わったとき
- 原疾患の進行以外で、治療すべき疾患が発生したとき
- スタッフへの暴力、暴言、ハラスメント行為を認める場合
- 他患者の入院生活を著しく害する場合
- 入院の規則が繰り返しの注意でも十分に守られない場合
入院の流れ
01
問い合わせ・入院相談
かかりつけの主治医と、緩和ケア病棟への入院を相談します。その後、主治医から当院の緩和ケア科への入院依頼を行います。
02
面談
当院の緩和ケアセンターで入院基準を確認し、入院面談日を決定します。入院面談当日は、患者さんやご家族で来院いただき、緩和ケア科医師、看護師と面談を
行います。
患者さんの来院が難しい場合は、ご家族だけでも可能です。
03
会議
入院面談終了後、院内の会議で入院日を決定します。
04
入院
入院当日は、直接緩和ケア病棟にお越しください。入院後、ご家族に入院手続きをご案内します。体調の変化などで予定が変わるときには、主治医から当院の緩和ケア科医師へ連絡をお願いします。
費用
入院に関わる費用は、「緩和ケア病棟入院料+食事代+その他」になります。
詳細はスタッフへご確認ください。