高性能な放射線治療装置と動体追跡システムにより、従来高精度治療が困難だった動きのある病変部(肺、肝など)に対しても、高精度な放射線治療を施行しています。転移性脳腫瘍に対する定位放射線治療では、全脳照射では難しかった長期間の病変の制御も狙えるようになり、多くの症例に治療を行っています。前立腺癌に対する寡分割照射は、従来の照射方法と比べ、治療期間がほぼ半分となり、通院の負担が軽減された上に、照射の影響が強くなってきたころには治療が終了するため、照射に伴う有害事象による負担も大きく軽減されています。女性医師が常勤医として勤務しており、乳癌の術後照射など、女性医師の診察を希望される方にも対応が可能です。症例によっては、粒子線治療やサイバーナイフなど、他院での治療の方が適している場合もあり、当院での治療にこだわらず、他院への紹介も含めて最適な方法を一緒に検討いたします。