採血を受けられる方へ
採血の流れ
- 採血の受付をされた患者さんには整理券をお渡しします。混雑時には整理券番号の早い患者さんから採血室へ案内しますので廊下でお待ちください。
- 採血の順番が近付きましたら、上着を脱いで袖をまくるなど準備をお願いします。
採血室モニター画面より、整理券の番号で呼ばれましたら指定の採血ブースまでお越しください。 - 安心・安全・確実に採血を受けていただくために、採血前にお名前と生年月日、その他複数の確認をおこないますのでご協力をお願いします。
- 採血後は止血のため5分間圧迫をおこなってください。尿検査がある患者さんは採尿コップをお渡ししますので、採尿トイレの提出窓口へ提出をお願いします。
採血に伴う合併症について
ごくまれに、次のような健康被害を生じることがあります。
- 止血困難・皮下血腫(青あざ)
採血後に内出血をして青あざが生じることがあります。不十分な止血操作などが主な原因です。十分な圧迫止血をして頂きますようお願いいたします。抗凝固薬の服用などで止血が困難な患者さんには圧迫用の包帯を巻きますのでお申し出ください。 - アレルギー
採血時のアルコール消毒でかゆみや発疹が出ることがあります。アルコールにアレルギーをお持ちの場合はお申し出ください。 - 神経損傷
採血時に針が神経に触れ、手指に痛みやしびれが出ることがあります。症状が強い場合や長く続く場合は医師の診察を受けることをお勧めします。 - 血管迷走神経反応
採血時や採血後に脈が遅くなったり、急激に血圧が下がることで、めまいや気分不良、失神などを引き起こすことがあります。心理的に緊張、不安が強いと起こりやすいとされています。以前に気分の悪くなったことがある場合はお申し出ください。リクライニングシートに横になって採血をおこないます。
お願い・注意点
下記に該当する患者さんは採血前にお申し出ください。
- 血液透析中の方
- 乳房切除術を受けられ、採血等を禁止されている腕がある方
- 点滴や造影剤を使用する予定のある方
- その他、採血について心配や不安のある方
- 採血直後は重たい荷物を持つことや腕に力を入れることで、再出血の原因となります。採血後5分~10分程度はご注意ください。
- 採血後に採血部位から出血があった場合は再度止血処理をおこないますので、採血室スタッフにお伝えください。
生理機能検査を受けられる方へ
生理機能検査の内容
生理機能検査は患者さんの身体に直接触れて検査を行います。その為負担にならないよう十分に配慮して検査を行い、正確な検査結果の提供に努めています。また、患者さん自身の協力も必要であるため、安心して検査を受けて頂ける環境をつくり質の高い検査室を目指しています。
お願い・注意点
- 緊急対応等により開始時刻が遅れる場合があります。
- 予約時刻を過ぎてもご連絡がなかった場合、予約が取り消しになることがあります。
- 検査内容により所要時間が異なります。お部屋の都合でお呼びする順番が前後する場合がありますので、ご了承ください。
- 同性技師をご希望の方は受付でお申し出ください。
但し、ご希望にそえない場合やお待たせする場合がありますので予めご了承ください。
心電図検査
お願い・注意点
電極は素肌に直接電極を装着します。お肌が出しやすい服装が検査に適しています。
運動負荷検査
- 上半身裸になりやすく、運動しやすい(運動靴、ズボン)服装でお越しください。
- 汗をかく場合もありますので、気になる方は着替えやタオルをご用意ください。
- お薬を服用している方は、主治医から指示が無い限りは普段通りに飲んでください。
ホルター心電図検査
- 装着中、シャワー浴はできますが、電極部を手やタオルで強くこすらないでください。
- 主治医の指示が無い限り、普段通りの生活を行って下さい。
- 長時間電極装着するため、肌のかぶれやすい方は事前に皮膚の前処理を行いますので検査スタッフにお声がけください。
神経生理検査
お願い・注意点
脳波検査
- 電極をつける際にクリームを使用するため、頭部・髪の毛が汚れてしまいます。検査後に洗髪場所を用意していますので、使用を希望される場合はお申し出ください。
- 薬物睡眠脳波の必要な患者さん(特に小児)
睡眠導入剤を服用しての検査となります。スムーズに入眠していただくために、検査当日は朝早く起床していただき、お昼寝と昼食をとらずにご来院ください。(検査時に満腹の方が入眠しやすくなるため、ミルクやお食事をご持参ください。)入眠できない場合は、検査日を変更する場合があります。 - 睡眠脳波が必要な患者さん
食事の制限はありませんが、自然睡眠をしていただくため、検査当日は朝早く起床していただき、なるべく寝不足でお越しください。
神経検査
筋電図・誘発電位検査
- できればゆったりとした服装でお越しください。
- 埋め込み型ペースメーカーやICDをご使用の方はお申し出ください。
ENoG顔面神経
- 口の周辺に髭があると電極装着が出来ない事がある為、剃って頂く場合があります。
- 埋め込み型ペースメーカーやICDをご使用の方はお申し出ください。
ABR(聴性脳幹反応)
- とても小さな反応を記録しますので、検査は小児・大人共に睡眠導入剤を服用し、入眠してから検査行います。
- スムーズに入眠していただくために、検査当日は朝早く起床していただき、お昼寝と昼食をとらずにご来院ください。(検査時に満腹の方が入眠しやすくなるためミルクやお食事をご持参ください。)
- 入眠できない場合は、検査日を変更することがあります。
超音波検査
主な検査項目
超音波検査は、肌に直接検査用のゼリーを塗り検査を行いますので、着脱しやすい服装でお越しください。またより正確な画像の検出の為、呼吸の調整等ご協力いただく場合がございます。
お願い・注意点
腹部・体表超音波検査
- 見る部位により、食事による影響が大きい為、検査の6時間前からは絶食、検査の1時間前からはトイレに行かないようにお願いする場合があります。(尿が溜まっていないと膀胱が観察できないため)
血管超音波検査
- 見る部位により検査当日は食事制限をしていただく場合があります。
肺機能検査
DLCO(肺拡散能)、FRC(機能的残気量)、CV(クロージングボリューム)
- 検査2時間以内の食事や喫煙は検査結果に影響が出る恐れがありますので予約時間の2時間前よりお控えください。
呼気NO
- 検査1時間以内の飲食、喫煙は検査結果に影響が出る可能性がありますのでお控えください。