口腔管理室は口腔外科・矯正歯科の診療や医科の診療を支援する部署として、歯科衛生士、歯科技工士が勤務しております。口腔外科は医科や歯科診療所より多くの患者さんをご紹介いただいており、埋伏智歯抜歯、嚢胞、腫瘍、外傷、口腔粘膜疾患、顎関節疾患、全身疾患を有する方の抜歯など、幅広く対応しています。
現在、歯科衛生士は8名(2024年度より9名)が勤務しており、外来診療補助や入院患者さんの口腔ケア、ICUにおけるVAP(人口呼吸器関連肺炎)予防、RST(呼吸管理)チームへの参加、心臓血管外科の手術前後や、がんの手術・化学療法・放射線療法の前後に周術期口腔機能管理として口腔ケアを行い、術後の肺炎や術部感染予防、合併症の予防、QOL(生活の質)の向上を目指して日々取り組んでいます。
また、歯科技工士は口腔機能の回復をするための顎義歯や顎骨骨折シーネ、睡眠時無呼吸装置(SAS)、唇顎口蓋裂のホッツ床、矯正装置等々の早急な製作を行い、患者サービスの向上に努めています。
加古川中央市民病院では、各診療科の周術期等口腔機能管理のニーズに対応できるように、医科歯科連携を推進し「口腔機能管理チーム」として、更にスタッフ全員が研鑽を行って参ります。