腫瘍・血液内科では、血液がんの患者さんを中心に診療を行っておりますが、東播磨医療圏域には特殊な貧血や血液凝固異常の患者さんも多くおられますので、随時紹介を受け、良悪を問わず血液内科全般の診療にあたっています。また、神戸大学から腫瘍専門医の応援を受けながら、薬物療法が必要な難治性固形癌や肉腫の患者さんの診療も行っており、幅広い領域の悪性腫瘍に対応しています。
白血病・リンパ腫・骨髄腫などの血液がんの患者さんに対しては、可能な限り迅速に診断を行い、医学的適応のみならず心理・社会的適応も考慮しながら、個々に適した最善の医療を提供するよう心掛けています。腫瘍・血液内科病棟にはclass1000の無菌個室が2部屋、4人部屋が2部屋設置されており、白血病に対する強力な多剤併用抗がん薬治療や造血幹細胞移植などの高度な無菌治療が可能です。また日本成人白血病研究グループ(JALSG)や大学との多施設共同臨床研究など複数の臨床研究に参加していますが、当科独自の特定臨床研究として全身放射線照射を用いないHLA半合致血縁者間移植を行っています。
患者さんをご紹介頂く際には、必ず事前にFax予約をお願いいたします。緊急性があると判断される場合には、当科医師に直接連絡して頂ければ幸いです。ご理解とご協力の程、宜しくお願いいたします。