看護師の特定行為研修について
2015年10月から開始された「特定行為に係る看護師の研修制度」は、保健師助産師看護師法に位置付けられた研修制度です。
加古川中央市民病院では、2022年度より看護師の特定行為研修を開講しております。
教育理念
チーム医療のキーパーソンである看護師が、患者及び国民並びに医師及び歯科医師その他の医療従事者から期待される役割を十分に担えるよう、医療安全に配慮し、在宅及び医療現場において高度な臨床実践能力を発揮するための自己研鑽を継続する基盤を構築する。
教育目的
高度急性期医療から地域医療、在宅医療に至るまでの様々な現場で、病態変化や疾患の迅速かつ包括的なアセスメントを行うための知識、技術、態度の基礎的能力を養い、患者の安心に配慮しつつ、必要な特定行為を安全に実施できる自律した看護師を育成する。
募集案内
2025年4月開講 募集要項
募集定員（最大12名）
| No | 区分 | 特定行為 | 定員 |
|---|---|---|---|
| 1 | 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | ・経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 2 |
| 2 | 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ・人工呼吸器からの離脱 | 5 |
| 3 | 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | ・気管カニューレの交換 | 5 |
| 4 | 循環器関連 | ・一時的ペースメーカの操作及び管理 ・一時的ペースメーカリードの抜去 ・ 経皮的心肺補助装置の操作及び管理 ・大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 | 2 |
| 5 | 心嚢ドレーン管理関連 | ・心嚢ドレーンの抜去 | 5 |
| 6 | 胸腔ドレーン管理関連 | ・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 | 5 |
| 7 | 栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連 | ・中心静脈カテーテルの抜去 | 2 |
| 8 | 栄養に係るカテーテル管理 （末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理）関連 | ・末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | 2 |
| 9 | 創傷管理関連 | ・褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 ・創傷に対する陰圧閉鎖療法 | 2 |
| 10 | 動脈血液ガス分析関連 | ・直接動脈穿刺法による採血 ・橈骨動脈ラインの確保 | 5 |
| 11 | 循環動態に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 ・持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 ・持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 ・持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 ・持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 | 5 |
研修期間
2025年4月～2026年3月（12カ月）
受講資格
次の要件をすべて満たしていること
(1) 日本国の看護師の免許を有すること
(2) 看護師の免許取得後、通算5年以上の看護実務経験を有すること
(3) 看護師クリニカルラダー(JNA)Ⅳ相当であること
(4) 所属機関の長または所属長の推薦を有すること
応募期間
2024年11月22日(金)～2025年1月6日(月) 必着
申請書類
- （一式ダウンロードはこちら）※すべてA4サイズで提出すること
受講審査料
10,000円（税込）
<振込期限>
2025年1月20日(月) 予定
※振込先等については、応募期間締め切り後、メールにてご案内いたします。
受講料
区分別科目受講料
①必須科目
| No | 区分 | 特定行為 | 受講料（税込） |
|---|---|---|---|
| 1 | 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ・脱水症状に対する輸液による補正 | 50,000円 |
②選択科目
| No | 区分 | 特定行為 | 受講料（税込） |
|---|---|---|---|
| 1 | 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | ・経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 30,000円 |
| 2 | 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ・人工呼吸器からの離脱 | 100,000円 |
| 3 | 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | ・気管カニューレの交換 | 30,000円 |
| 4 | 循環器関連 | ・一時的ペースメーカの操作及び管理 ・一時的ペースメーカリードの抜去 ・経皮的心肺補助装置の操作及び管理 ・大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整 | 100,000円 |
| 5 | 心嚢ドレーン管理関連 | ・心嚢ドレーンの抜去 | 30,000円 |
| 6 | 胸腔ドレーン管理関連 | ・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 | 50,000円 |
| 7 | 栄養に係るカテーテル管理 (中心静脈カテーテル管理)関連 | ・中心静脈カテーテルの抜去 | 30,000円 |
| 8 | 栄養に係るカテーテル管理 （末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理）関連 | ・末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | 30,000円 |
| 9 | 創傷管理関連 | ・褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 ・創傷に対する陰圧閉鎖療法 | 50,000円 |
| 10 | 動脈血液ガス分析関連 | ・直接動脈穿刺法による採血 ・橈骨動脈ラインの確保 | 50,000円 |
| 11 | 循環動態に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 ・持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 ・持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 ・持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 ・持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 | 125,000円 |