リウマチ・膠原病内科 専攻医の声
Y.M(リウマチ・膠原病内科 専攻医(他施設 内科専門研修プログラム 内科専攻医)2021.5)
私は後期研修2年目の6カ月間、加古川中央市民病院リウマチ・膠原病内科でお世話になりました。正直なところ、リウマチ・膠原病内科に長期間従事するのは初めてで不安しかありませんでしたが、研修を終えたときにはまだまだここで勉強したい!という気持ちで一杯でした。研修での魅力をお伝えできたらと思います。
まず、膠原病というと希少疾患のイメージですが、多種多様な疾患の患者様が東播磨地域に限らず集まってこられます。また、単一臓器に限らず臓器病変が多岐にわたるために病態が難解であり、病歴聴取、理学所見などを行っても頭の中がはてなマークだらけのことが多いですが、患者様が入院してこられると部長の先生が一緒に診察してくださり、的確な問診・全身の詳細にわたる身体診察を間近で学ぶことができますし、それらで得た所見に基づいた必要性の高い検査、検査結果の解釈を一緒に考える時間を持ってくださいます。科内の先生方も皆様声をかけてくださり、症例の相談にのっていただきアドバイスをくださいますし、その中で思いつきもしなかった検査・鑑別が挙げられ、一つ一つを解き明かしていく感覚は驚きかつ新鮮に感じました。
また治療法の選択に関しては、教科書やガイドラインの事項しか読み取れない私に、各々の患者様にとって一番良い選択を常に考えるべきであると教えていただいたことも非常に印象的でした。就業中の方、若年の方、もしくは介護を要するお年寄りの方、加えて治療薬も特殊であり、ライフプランの中で最善の選択肢は患者様それぞれで異なります。当然のことのように思えますが難しく、迷うことが多い中、経験豊富な先生方に質問しやすい雰囲気・環境にも恵まれており、どんなにお忙しいときでもちょっとした疑問や悩みにも必ず向き合ってくださいますし、科全体で患者様の診療にあたっている雰囲気も経験の乏しい私には安心感がありました。
これまでの研修の中で最も多くの手技を経験させていただいたのもこの6ヵ月であり、ベッドサイドエコー、穿刺など苦手なことばかりでしたが、これもゼロから教えていただきました。また、病棟の看護師さん、薬剤師さん、技師さんなどコメディカルの方々が本当に優しく、患者様の変化を細やかにチェックしてくださってご報告くださいますし、非常に働きやすい環境であることも大きな魅力の1つです。
日々本当に優しく熱心にご指導を頂き、半年間ではまだまだ勉強し足りないことばかりですし、研修最終日は寂しくて仕方ありませんでした。先生方と過ごした時間は、今後の医師人生の礎となると確信しています。本当にお世話になり深く感謝いたします。
膠原病診療は未解明のことも多いながら進歩しており、今後の希望に満ちた分野であると思います。後期研修先を迷われている方、是非一度見学されることを心からお勧めします!
外科専門研修プログラム 外科専攻医の声
K.T(外科 専攻医 2021.5)
私は加古川中央市民病院の消化器外科で後期研修を行っています。 後期研修医からみた当科の特徴としては、症例が非常に豊富なことと後期研修医への指導体制が整っていることが挙げられます。
後期研修ではcommon diseaseから専門性の高い症例まで幅広い症例を経験することが必要であると考えます。当院は救急症例が多く、多様なcommon diseaseを経験できることに加えて、地域の中核病院として消化管・肝胆膵の悪性腫瘍を含めて専門性の高い症例も受け持つことができます。
また救急症例に関しては基本的に主治医として執刀を経験します。当院の救急症例は多岐にわたっており、多くの執刀を経験できます。若手の外科医としては、執刀を経験することは非常に重要であり、経験したからこそ手術をみる目が養われたり、手術の難しさを認識するできると考えます。 また、後期研修医への指導体制に関しては、若手を育てる体制が整っていると考えます。経験豊富な上級医の確認のもとで主治医として手術だけではなく、病棟管理、外来まで責任感を持って対応することができます。そのなかで疑問点など上級医に気軽に相談でき、多くのフィードバックを得られます。カンファレンスでは症例に応じて手術を行う上での注意点などに関する指導があり、週に1度の抄読会では最新の知識だけではなく体系的な外科に関する指導もあります。このように上級医の先生方は若手を教育するという姿勢を共有しており、指導体制も充実していると考えます。
このような環境で後期研修を行うことは後期研修医として恵まれていると日々感じ、非常に充実した研修を送ることができています。後期研修先を選ぶにあたり悩まれている方は、是非、当院消化器外科をご検討ください。
外科専門研修プログラム 外科専攻医の声
T.D(外科 専攻医 2021.5)
現在、消化器外科で後期研修医として働き始めて1年となりました。私は大分大学卒業後、地元関西に戻り初期研修医の2年間を淡路医療センターで過ごし、当院の外科専門研修プログラムを選択しました。選択した一番の理由は、当科のキーワードがearly exposureであるという点でした。実際、働き始めると想像以上の手術件数に加え、外来診療、病棟管理の多忙さに追われ、気が付いたら1年を走り切っていました。4月から新しく後輩が3人加わり、必死に努力している姿をみて、昨年の4月の自分を思い出し身が引き締まる思いをするとともに、自分の成長を少し実感しています。 研修の特色はやはり執刀数が多いことで、専攻医に均等に執刀の機会が与えられます。昨年、定期手術はヘルニア、胆摘等から始まり、半年後には胃癌、大腸癌などの開腹手術、冬から腹腔鏡下結腸切除などの機会を頂きました。掲げているキーワード通りのEarly exposureによって自らの至らない点が浮き彫りにされ、成長につながっていると実感しております。さらに緊急手術の多さも特色で、基本的に全て執刀医となります。また経験豊富な外科医師が多数在籍しており、食道・胃・大腸、肝胆膵ほぼすべての分野の手術を勉強できることも魅力の一つと考えます。他にも当科の研修について伝えたい魅力はたくさんありますが、是非一度見学に来ていただきお話出来たらと思います。 熱意のある方と一緒に働ければ嬉しいです。加古川でお待ちしています。
病理診断科 専攻医の声
N.S(病理診断科 専攻医 2021.5)
2020年6月から2020年11月まで加古川中央市民病院 病理診断科で研修させていただきました。加古川は地域の中核病院であることから、手術件数も多く、消化器・肝胆膵・乳腺・呼吸器など幅の広い臓器の経験を積むことができました。また臨床の先生方の中で病理に興味を持っていただいている人が多く、学会や論文作成時以外でも、症例についての相談を気軽にしていただきました。特に毎週火曜日に行う乳腺外科とのカンファレンスでは、手術症例に対して、超音波技師さんや乳腺外科の先生方と術前の画像と病理所見を対比することができ、とてもいい経験を積むことができました。剖検に関しても積極的な先生方が多く、呼吸器内科や膠原病内科を主体に、循環器内科や消化器内科、乳腺外科など多様な科の症例を経験させていただきました。病理の検査技師さんは若い人が多く、上の人から新人さんまでとても親切に接してくださり、働きやすい環境でした。半年間という短い期間でしたが、このように充実した研修を送ることができました。神戸大学と市民病院機構プログラムと連携しており、他施設で研修することで、病理医として必要な経験を積むことができると考えます。 最後になりましたが、指導医の今井先生を初めとして、お世話になった先生方・コメディカルの方々にお礼申し上げます。
内科専門研修プログラム 内科専攻医の声<動画>
外科専門研修プログラム 外科専攻医の声<動画>
小児科 専攻医の声
K.S(小児科 専攻医 2020.8)
後期研修医として当院小児科で研修しています。救急受け入れ数も多く、充実した新生児医療を含めた幅広い専門科目を持つ研修環境に惹かれ、当院小児科での研修を希望しました。後期研修1年目を一般小児病棟で研修させて頂きました。希望通り症例数は多く、軽症例からICU入院を要する重症例まで幅広く経験することができました。
また内分泌・代謝、神経、循環器、アレルギー、気道、腎臓、新生児と上級医の専門科目が幅広いことも当院での後期研修の大きな魅力と考えます。各上級医の専門に応じた専門性の高い疾患や検査を経験できることに加え、日々の診療においても各専門科目の上級医にすぐに相談し、助言を頂けることは、非常に恵まれた研修環境だと感じました。
医師、看護師はもちろん当院の小児科医療に関わるスタッフはどなたも相談しやすく、患児のことをしっかりと考えてくれています。内服困難な児の服薬指導、検査の日程から、病院食が合わない児の食事形態まで垣根が低く相談できる小児科病棟、検査部の雰囲気というのも当院で研修を行う上での魅力だと感じています。
救急当直や日々の診療が忙しく感じることもありましたが、当院での研修は本当に実りの多いものだったと思っています。もし小児科医師を目指されるのであれば当院での後期研修をご検討下さい。
糖尿病・代謝内科 専攻医の声
H.S(糖尿病・代謝内科 医師 2020.5)
後期研修医3年目として当院糖尿病・代謝内科で研修をさせて頂きました。様々な症例を経験出来るよう、診療科が揃っている当院を選びました。糖尿病の治療目標や手段は個々で異なりますので、主科としてだけでなく他科の患者さんの糖尿病診療に携わることで、多様な視点から治療方針を考えることが出来るようになれば、と思っています。糖尿病教室や世界糖尿病dayのイベントなど、診療以外での患者さんとの関わる機会もあり、糖尿病の一次予防に関われることにやりがいを感じます。
また、当院では肥満減量手術を行っており、肥満減量チームの内科的サポートを当科が担っています。肥満症について学べることは当院の研修の特徴の一つだと思います。
先生方もコメディカルの方々も相談しやすく、糖尿病チームは良い雰囲気です。当科の入院病棟からの見晴らしも良く、それも個人的には気に入っています。見学で実際に雰囲気を感じて頂ければと思います。
後期研修はあっという間に終わってしまいましたが、引き続き勤めさせて頂きます。
呼吸器内科 専攻医の声
Y.A(呼吸器内科 医師 2020.5)
私は加古川中央市民病院の呼吸器内科で、3年間の後期研修を行わせて頂きました。初期研修2年間を大学病院で行っており、専門科へ進むにあたって、まずはcommon diseaseを含む数多くの症例の経験や手技の習得が必要であると考え、豊富な症例を診ることができる当院を選択させて頂きました。
実際に呼吸器内科で研修を開始し、肺癌、肺炎、COPD、気管支喘息、間質性肺炎、気胸等、多岐にわたる症例を主治医として診療させて頂き、気管支鏡検査や胸腔鏡検査に関しても、数多く経験することができました。他院から気管支鏡の指導に来てくださる先生もいらっしゃいます。
また、病棟の患者さんのことや、外来診療のことなど、上級医に気兼ねなく相談をすることができ、さらに多くのフィードバックを頂くことができたため、後期研修医として非常にありがたいことでした。各科の垣根が非常に低いことも特長であるように思います。
学会や勉強会での発表の機会も多く与えて頂き、日常診療で経験した症例を、文献考察を交えながら改めて自分の頭で整理し、定着させることができました。
さらに、日々の業務の中で、オン・オフをしっかりとつけられるように配慮頂いており、メリハリのついた研修を送ることができます。
専門科へ進んだ最初の時期は、基本的な知識や診療の進め方が、ほぼ何も身についていない時期であると思いますので、たくさんの症例を経験し、それもただこなすだけではなく、可能な限りそれぞれを振り返りながら診療にあたることで、ステップアップにつながるかと思います。そのような意味で、当院はこの上ない恵まれた環境であったように思います。
まだまだこれからも呼吸器内科医として勉強を続けていかなくてはなりませんが、専攻医としての研修はその土台となるものであり、当院を選択して本当によかったと思っています。もし研修病院で迷われることがあれば、是非、当院呼吸器内科をご検討ください。
リウマチ・膠原病内科 専攻医の声
M.M(リウマチ・膠原病内科 専攻医(他施設 内科専門研修プログラム 内科専攻医)2020.5)
私は後期研修2年目、医師4年目の10月から12月までの3か月間、加古川中央市民病院のリウマチ・膠原病内科でお世話になりました。
新内科専門医制度の1期生だったので、拠点病院とは異なる施設で後期研修をするのは上の先生方にも例がないため新しいことで不安ばかりでした。後期研修1年目は内科全科のローテート、2年目の前半6か月間は西脇市民病院での一般内科を診ていたので、長期間専攻したリウマチ・膠原病内科を回るのは自身にとって初めてでした。
ほとんど専門の知識がなかったので、担当させていただいた患者さんのことも分からないことばかりで上級医の先生に毎日質問攻めでした。しかし、どれだけ忙しくても必ず丁寧に質問に答えてくださるばかりか、身につく知識や考え方などを教えてくださり、3か月とは思えないとても充実した毎日でした。
3か月の中で多くの方々にお世話になりましたが、特に部長には毎日様々なことを教えていただきました。その中で私にとって一番心に残ったのは、“後悔するのではなく、後悔しないように日々最善を尽くさなければならない”という言葉です。患者さんにとっての最善の治療を尽くせるように、日々、労を惜しまず、努力を怠ってはいけないという今後の診療にあたって大切なことを学ばせていただきました。
恵まれた環境で、魅力的な先生方の下でリウマチ・膠原病の診療にあたることができました。後期研修での病院を悩まれている方にはぜひお勧めしたい病院です。
最後になりましたが、お世話になった加古川中央市民病院のスタッフの皆様には心より感謝申し上げます。3か月間ありがとうございました。
外科 専攻医の声
M.K(外科 専攻医 2019.12)
後期研修医として、加古川中央市民病院 消化器外科で研修しています、医師5年目のM.Kと申します。私は、京都府立医科大学付属病院で研修後、1年間小児外科を勉強し、2018年4月から加古川中央市民病院にて外科専門医の修練を開始しました。 当院は、病床600床の総合病院で、消化器外科の手術症例は1201例(2018年)となる中核病院です。低侵襲治療、集学的治療、個別化治療を念頭におき、治療にあたっております。 当科の研修の特色について申し上げますと、一つは、所属医局や出身大学などは関係なく、専攻医には均等に執刀の機会が与えられます。赴任1年目はマイナー手術、開腹手術がメインでしたが、現在は鏡視下結腸切除などの機会も頂き、日々、手術の難しさや奥深さを感じながら研修しております。手術の内容に関しては、3D内視鏡システムを積極的に導入され、専攻医の執刀症例でも安全に施行できる環境にあります。また、経験豊富な上級医が沢山在籍し、手術、患者管理、外来業務などでも気軽に相談でき、多くのフィードバックを頂ける環境も、外科専攻医として、非常に重要な点と考えます。 緊急手術も多く、専攻医がメインに担当するため、若手外科医として執刀数が多く、非常に恵まれた環境と言えます。後期研修先を選ぶにあたり悩まれている方は、当科を是非一度、検討されるべきと思います。
循環器内科 専攻医の声
Y.S(循環器内科 専攻医(加古川中央市民病院内科専門研修プログラム 内科専攻医)2019.10)
私は初期研修の2年間は他の市中病院で過ごし、現在は当院循環器内科で後期研修医としてお世話になっています。当科での研修を希望した理由は、循環器内科の中でも虚血性心疾患、不整脈、心エコー、下肢血管内治療などそれぞれの領域において、経験豊富な上級医の元で研修を受けることができると考えたためです。研修のシステムとしても、数か月単位で不整脈を学ぶ期間があったりと、幅広くかつ内容の濃い研修を受けることが可能です。実際に現在不整脈のチームで研修させて頂いており、丁寧に指導して下さる上級医と共に、集中的にアブレーションやデバイス手術に入ることで、確かな知識・経験を得ることができると感じています。 また当院は地域の救急医療において中心的な役割を担っており、重症例を含め様々な疾患を経験することができ、緊急カテーテルも積極的に行っております。その分日々忙しく、大変な経験をすることもありますが、上級医の先生方や同期のサポートの元、非常に充実した研修を送ることができています。当院循環器内科での後期研修を選んで本当に良かったと感じています。
腎臓内科 専攻医の声
N.E(腎臓内科 専攻医(加古川中央市民病院内科専門研修プログラム 内科専攻医)2018.7)
私は初期研修の2年間を300床前後の市中病院で行いました。内科のほとんどがそろっておらず、総合内科の要素が強い病院での研修でした。学ぶことは多かったのですが、2年間の研修が終わり、各科の知識が圧倒的に不足していると感じました。今年から新専門医制度に変わり、専門科に集中したプログラムまたは各科をローテーションするプログラムのどちらかを選択する方式となり、私は自分の経験が少ない科を中心としたローテーションをさせて頂くこととなりました。後期研修医でありながら、毎日が初めての経験の連続で、主治医として患者さんを持つことに不安は大きいです。しかし、各科の指導体制が整っており、逐一相談ができ、非常に恵まれた環境にいると実感しています。当直では、基本的に後期研修医が主に救急対応や全館対応を行い、判断をしなければいけないのですが、各科のon callの先生方がそろっており、いつでもコンサルトが可能で、私の様な経験が少ない若手医師にとって、非常に心強いです。
私が腎臓内科を専攻した理由は、腎臓を勉強することで糖尿病、血管炎をはじめとする膠原病、心不全など全身のことを学ぶことができると考えたからです。今年は各科をローテーションする中で腎臓内科での研修は2か月程度しかなかったが、各科での色々な経験を積み重ね、4年目以降に生かせるように研修をさせて頂いている日々です。
研修を組み立てるに当たり院長を始め、多くの先生方に要望を聞いて頂き、親身に調整をして頂きました。こういう研修がしたいなど要望があれば必ず相談にのってくださると思います。
リウマチ・膠原病内科の後期研修を通じて
N.H(リウマチ・膠原病内科 専攻医(加古川中央市民病院内科専門研修プログラム 内科専攻医)2018.7)
後期研修が始まり、気づけば4か月が経過しました。当院のリウマチ膠原病内科の後期研修及び内科研修の特徴について、少しでも伝わればと思います。
まず内科一般についてです。新専門医制度では、幅広い分野の症例を経験しながら、並行して専門領域の経験を積んでいく必要があると感じています。その点で当院は、多くの専門科がそろっており、かつ診療科ごとの垣根も低く、経験すべき症例を自分からあらかじめ伝えておけば、他科ローテート中でも診療にかかわらせてもらうこともできます。また救急領域も多くの症例を日中夜間問わず経験でき、日中はともすると上級医に頼ってしまいそうな状況でも、夜間の当直では一人で責任を持って診療する判断能力が自然に身についてくるのではないかと思います。
次に、当院のリウマチ膠原病内科は非常に多くの症例を経験でき、カバーする範囲もとても広いです。膠原病の診療に限っても臓器別ではなく、全身を診ることが必要であり、非常に多くの知識が必要とされます。難治症例も多く当然苦労もありますが、そのような場面から学ぶことも多く、日々成長を実感できると思います。当科は上級医のサポートも厚く、非常に的確に指導してもらえます。膠原病を診療するうえで欠かせない知識を多く吸収することができると思います。当科の雰囲気の良さは来ていただけると肌で直に感じていただけると確信しております。皆様と共に働ける日が来るよう、加古川でお待ちしております。
リウマチ・膠原病内科 専攻医の声
I.A(リウマチ・膠原病内科 専攻医(加古川中央市民病院内科専門研修プログラム 内科専攻医)2018.6)
後期研修が始まり3か月目となりました。初期研修を終え、主治医として診療に当たるようになりはじめは不安な気持ちしかありませんでしたが、ようやく環境にもなれ落ち着いてきました。新専門医制度となり、基幹病院ではなく関連病院での研修から私はスタートしました。膠原病内科医として全身が診られるようになるべく、臓器別ではなく「内科」として診療ができる病院で研修できたり、専攻科以外の科をローテートできたり、大学で最先端医療を勉強できたりと様々な勉強ができる機会を得られる1年になりそうです。
私は当院で初期研修を行い、そのまま膠原病内科を専攻することにしました。当初より全身疾患を診療したいという思いが強く、様々な分野を診療することのできる科を選ぼうと心に決めていました。内科研修の最初のローテーションで膠原病内科を含めたグループに所属しました。学生時代あまりなじみのない分野であり、働いてみて初めてこのような分野があるのかという新鮮さに驚いたことが志望のきっかけです。内科研修で初めて担当させて頂いた患者さんは、非常に珍しい自己免疫性疾患の方で、一時はICUに入り人工呼吸器や透析管理となりながらも、長い闘病の末に自力歩行で退院され復職までされました。その方の診療に関わらせていただき、私も途中はこの人が治ることはあるのだろうかと思ったこともありますが、上級医の先生は絶対治ると断言されており本当に治療が奏功したときは、この先生方の下でもっと勉強したい、こういう患者さんを私も治せるようになりたいと思いました。丁寧な問診と全身の診察から鑑別疾患を考えて治療にあたるのは難しく、文献などと格闘しながら勉強の日々ですが、確定診断がついたときや治療にうまく反応した時など、ロジックを解き明かすような楽しさ・嬉しさがあります。
先生方もとても優しく、指導熱心な方ばかりです。全身を診る科でもあり、様々な部位のエコーや手技を実際一緒にやってくださることで学べ、検査値の読み方、抗菌薬の使い方など幅広い知識を得ることができます。研修医が選ぶベストティーチャーの先生もいらっしゃるので直に教えて頂けますよ。また学会活動も盛んで、たくさん発表する機会に恵まれました。研修しながらのスライド作りは時間に追われ大変なときも何回もありましたが、先生方も多数の時間を割いて添削していただき、学会で賞を2回もとることができたことはすごく嬉しい出来事でしたし、少しだけ度胸と自信がつきました。大学病院とは違い、市中病院でここまで発表の機会が得られることは珍しく、アカデミックなことも勉強できる環境です。研修環境としては申し分なく、膠原病内科としては県下でも有数の症例数・入院患者数で様々な膠原病疾患に触れることができます。大学病院とは違い、関節リウマチなど外来診療を中心とした疾患も多数経験できます。実際初期研修2年目に合計5か月間ローテーションさせて頂きましたがのべ65人ほど担当させて頂き非常に充実した時間でした。
膠原病内科の紹介をと言われ、筆を進めましたが魅力がたくんさんあり書ききれません。実際に体感されるとこの分野の魅力の虜になると思います。このホームページをご覧になっている方ははじめ、どの内科になろうか迷っている方、もちろん膠原病内科に興味がある方、ぜひ一度足を運んで見学にいらっしゃってください。
外科での後期研修(半年を終えて)
M.S(外科 専攻医 2017.12)
後期研修医として当院でお世話になり、半年が経過しました。
当科の特徴としては、症例数が非常に多いことがあげられます。特に急性虫垂炎や急性胆嚢炎など一般的な疾患も多く、緊急手術も豊富に行っており、若手の外科医が知識、経験を身に着けるにあたって最適な環境なのではないかと思います。経験豊富で頼りになる上級医がたくさんおられるため、手術はもちろんのこと病棟業務や救急の場において、迷ったり不安に思うことがあると、すぐに相談できるような環境であることも非常に恵まれていると感じます。
また、日々の診療以外にも、学会活動も積極的に行っており、私もフランスの学会での発表の機会を頂くことができました。手術に関しても、これまで緊急手術での執刀が主だったのが胃癌、大腸癌の執刀も務めさせていただくようになり、手術の難しさや楽しさを実感しながら、非常に充実した毎日を送っています。
循環器内科の後期研修について
I.Y(循環器内科 専攻医 2017.10)
私は初期研修医として当院で2年間を過ごした後、そのまま引き続きお世話になっています。この病院に残ることを決めた大きな理由としては、当院での初期研修が充実したものであったが故に他なりません。
今は循環器内科志望ということでカテーテル検査や、あるいは救急当番、病棟主治医などといった業務を主に行っています。
当院は地域の中核病院として多種多様な症例が集まり、また、救急医療に関しても重要な役割を果たしています。そのため、我々若手医師にとって知識・経験を身に着けるにあたって最適な環境ではないかと思います。また、各分野にわたって経験豊富な上級医がたくさんおられることも非常に恵まれていると感じます。
日々、大変な思いをすることもありますが、それ以上に得難い経験をさせていただいており、後期研修医として非常に充実した毎日を送っています。
循環器内科の後期研修について
F.H(循環器内科 専攻医 2017.10)
私が当院循環器内科での研修を希望した理由は、様々な領域の専門の指導医がおり、様々な患者様をみることができると考えたからです。まだ半年しか経過していませんが、実に様々な患者様を担当させていただきました。今までで一番印象に残っているのは、PCPS管理されていた患者様を担当させていただいたことです。指導医に相談しながら全力で治療にあたり、その結果、元気に歩いて自宅退院する姿を見送ったときはとても感動しました。また、循環器疾患は命に関わる疾患であることが多く、患者様やご家族様の不安はとても大きいです。その不安をいかに取り除いてあげるかもとても大事です。そのようなことも指導医から学びつつ日々診療にあたっています。
当院の循環器内科の特徴としては、忙しいですがこのように非常に充実した生活を送ることができ、手技のみならず良き医療人となるための基礎を構築することができるということにあると思います。
リウマチ・膠原病内科の後期研修について
K.M(リウマチ・膠原病内科 専攻医 2017.7)
加古川中央市民病院合併前の加古川西・東市民病院で1年、大学病院で1年の初期研修を終え、リウマチ・膠原病内科専攻医として加古川に戻ってきてから3か月が過ぎました。
研修医を始めた段階では加古川で膠原病内科の道を進むことになるとは想像もしていなかったですが、去年決断したときに想像していたような難しくも楽しく充実した日々を過ごすことができています。
市中・大学で扱う症例の違いを研修医で経験できた分、専攻医の数年は市中病院で研鑽を積みたいと思うようになり、また昨年お世話になった先生方にも後押しいただき現在に至ります。
この3か月間担当した症例としては、開業医の先生方や明石・播州地域などから紹介いただいた症例、診断未確定や初回治療の症例がほとんどです。診断や治療について確立されたものがあるようでない膠原病独特の難しさに悩みつつも、3人の指導医から日々ご指導いただいています。また今年度は希望により他科のローテートも可能であり、専攻医決定後に他科で新たに教わる機会も新鮮で楽しみにしています。合併後は600床、30診療科を備える大病院ですが、内科当直をはじめとする日常診療の際には診療科を超えた先生方にコンサルトしやすい環境であることも魅力的な点だと思います。
加古川中央市民病院は、現在初期研修病院として県内有数の人気病院となっていますが、ここ数年は専攻医の数も徐々に増加しています。専攻医として初期研修医や学生と接していると、自分の初期研修として足りなかった面が見えてきたり、おこがましくも教える立場を考えてみたり、そういった面からもとても刺激になりまし、専攻医の先生方にはいろいろとサポートいただいています。今年度は12人の同期が入職しており、それぞれの診療科で働いているとはいえ同期の存在もまた心強いです。
当院ホームページをご覧になっている医学生・初期研修医のみなさんは当院での専攻医生活に少なからず興味を持っていることでしょう!是非一度足を運んでいただき実際に自分で体感してもらえればと思います。当院リウマチ・膠原病内科の後期研修の魅力についてはこのページ上で簡潔にまとめることは困難なので、膠原病内科に少しでも興味がある人、何科を見学すればいいかわからない人は、ぜひリウマチ・膠原病内科の見学にもお越しください!!
当院呼吸器内科の後期研修の魅力
I.H(呼吸器内科 専攻医 2016.10)
呼吸器内科をとにかくやりたい!と思って、こちらに専攻医として赴任して半年、新病院になって3か月経ち、ようやく落ちついてきました。肺炎、喘息、COPDといったcommonな疾患から、肺癌、間質性肺炎、胸膜疾患など専門的な疾患まで、加古川・高砂地域の呼吸器診療の中心として目まぐるしく症例が集まってきます。知識・経験ともにまだまだ乏しいですが、日々悩みながらも新鮮な気持ちで勉強させていただいています。
当科の特徴として、①気管支鏡・胸腔鏡検査の豊富さ、②各科との連携、③充実した施設、④部署間を超えた勉強会、⑤アツい指導医が挙げられます。
①の気管支鏡・胸腔鏡検査に関しては、週2回の枠は毎回ほとんどいっぱいで、内腔の観察から、擦過/TBB・BAL/TBLBなどの手技まで少しずつ指導していただいています。今は専攻医が少ないため、かなりの数をトレーニングできます。
②の各科との連携に関しては、呼吸器外科と同病棟であり、呼吸器科として一緒に診療をすすめていくことができます。肺癌、気胸などの胸膜疾患を常に相談でき、胸腔ドレーン留置の手技を丁寧に指導いただいています。そのほか、各内科に留まらずすべての科がそろっているため、合併疾患などもコンサルトしやすい環境にあります。
③の施設に関しては、呼気NOやモストグラフを含めた肺機能検査によって、専門的な評価が可能です。また、PET-CTやリニアックといった放射線設備も整っています。
④の部署間を超えた勉強会に関しては、薬剤師との吸入指導勉強会、PT/OT/STとの呼吸リハビリ勉強会などがあります。喘息・COPDに欠かせない吸入治療は、年齢や吸入力、コンプライアンスを考えながらデバイスを選択しなければなりません。実際に吸入指導をする観点からお話しを聞くことができます。呼吸リハビリは、呼吸法や排痰練習、酸素投与下での歩行練習など、患者さんが疾患と付き合いながら生活するために必要な訓練です。勉強会では他施設とも合同で行っています。
⑤の指導医の先生に関しては、それぞれ専門分野が多岐に渡っているため、アレルギーや感染症、肺癌、緩和ケアなどより深い呼吸器診療を学ぶことができます。
当科の研修をまとめますと、熱意ある手厚い指導のもと、楽しく研修できるとても”アツい”科です。呼吸器やってみたいなと思われる方は、まずは一度見学にお越しください。ぜひ一緒に呼吸器を勉強しましょう!!
後期研修を終えて
M.H (加古川東市民病院 循環器内科 専攻医 2014.3)
当科は県下でも循環器ハイボリュームセンターとして位置づけられると思われ症例数は申し分ありません。指導医は虚血、不整脈(ハイボルテージ、頻脈含)、末梢動静脈(静脈治療も当科で行います)、弁膜症と充実しており、また外科は豊富な開心術症例を有し、大学病院に引けをとらない診療体制で疾患を深く検討でき専門性の高い診療経験が得られます。また地域柄、内科救急疾患をすべて受け入れるという体制であることから、後期研修医は内科系ICU症例も同時に担当することになります。結果的に循環器だけでなく、重症集中治療、一般内科疾患をも多数担当する事になり、日々のdutyの検査も多く、他の地域拠点病院の循環器内科で後期研修を行ってから赴任した私ですら、予想外に非常に「忙しい」病院で、相当鍛えられたと思います。
その中で国内学会発表は当然のこと、臨床研究活動も奨励されており、さらにモチベーションの高い先生方には、やる気さえあれば国際学会での発表のチャンスもあり、後期研修の枠を超えた医師として飛躍できる可能性を秘めている所も当科の魅力の一つだと思います。 一方で基本的な知識や各領域の臨床技能をじっくりと研修したいという人にもフレキシブルな対応をして頂け、個々のニーズにあった研修をプランできるところもあります。
後期研修も数年もすれば一通りの循環器診療は誰でもできるようになります。それにどれだけ上乗せできるかが大事なような気がします。モチベーションが高くないと逆に日々の診療に忙殺されてしまう環境ですから、忙殺されてしまうのか、自分を飛躍させられるかを試せる格好の病院で、充実した循環器内科生活が送れるのは間違いないと思います。
スタッフオープンラウンジ
病棟スタッフステーション
カフェ(タリーズ コーヒー)
ヘリポート
手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」
ハイブリッド手術室
放射線治療装置(リニアック)
3.0テスラ MRI