時國 寛子(消化器外科 専攻医3年次 2025.2)
初めまして、消化器外科専攻医3年目の時國寛子です。私は、岡山県出身、香川大学卒業で、縁もゆかりもない加古川に来てから早5年目になります。学生の時に、この病院に魅力を感じて加古川の地に踏み入れ、外科専攻医として当院のプログラムを選択しました。私が当院のプログラムを選択した理由は、なんといっても執刀数の多さです。研修医の時から専攻医の先生が様々な症例を執刀しているのをたくさん目にしており、ここで研修すれば一人前の外科医になれると思いました。最初の1年間は緊急手術をほとんど毎日こなしながら、定期手術、外来診療、病棟管理を行い、怒涛のように毎日が過ぎていったような気がします。はじめはヘルニア、胆摘などの良性疾患から始まり、悪性腫瘍の開腹手術、腹腔鏡手術など少しずつレベルアップした執刀機会を与えていただき、専攻医3年間の執刀症例は300件以上でした。私は、専攻医3年目頃から肝胆膵外科を志望しており、肝胆膵症例の執刀機会をより与えていただき、亜全胃温存膵頭十二指腸切除術を5例、膵体尾部切除を3例行いました。(術前の絵、術後の絵には追われることにはなりましたが・・・)それも当院には経験豊富な上級医の先生が多く、執刀の際には、常にアドバイス・フォローを頂きながら手術を行うことができ、一症例・一症例を大切に研修ができている実感があります。
現在、専攻医9人(3年目:3人、2年目:4人、1年目:2人)と大所帯ですが、全く取り合うことなく専攻医に均等に執刀の機会が与えられます。(むしろ誰かにあげたい時があるくらいです。)また専攻医同士も仲が良いため、相談しやすく、とても働きやすい環境だと思います。当院は定期手術、緊急手術も多く、忙しい病院だとは思いますが、その分たくさん勉強できると思って、熱意のある方を待っています。気になった方はぜひ一度、加古川に見学にお越しください。