遺伝カウンセリングでは、遺伝に関する悩みや不安、疑問などを持たれている方々に、症状や治療といった医学的な情報に加え、遺伝子の検査やご家族に遺伝する確率などの遺伝について情報提供をします。その上で相談に来られた方がどう感じるのか・どうしていくのが良いかを一緒に考えていきます。最近では、アンジェリーナ・ジョリーさんや西加奈子さんが遺伝性乳がん卵巣がんを公表したことでメディアでも取り上げられる機会が増え、遺伝性腫瘍に関心を持つ方も多くなっています。
当院では遺伝について、詳しく知りたい・相談したいという方のために「遺伝カウンセリング」を行っていますので、是非ご利用下さい。
がんの発生には、遺伝的な要因と環境(加齢、生活習慣、放射線、化学物質、感染症、ホルモンなど)の要因が関わっています。遺伝要因が強い方もいれば、環境要因が強い方もおり、個人個人でがんの要因は異なります。環境要因が強い場合が多いですが、遺伝的な要因が強いがんを遺伝性腫瘍と呼び、がんの10%程度を占めると言われています。
遺伝子診療部にて、ご自身・ご家族の状況に合わせて、遺伝の可能性があるのか、遺伝子の検査について知りたいなど、遺伝に関するご質問やお悩みをご相談いただけます。ご相談の内容により、保険診療の場合と自費診療になる場合があります。
ご相談の前に、「こんなことも相談できる?」「費用はどうなる?」などお知りになりたいことがございましたら、お気軽にお電話(代表:079-451-5500)または下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。 がん以外の病気や出生前診断についてもご相談いただけます。
保険診療の場合 | 内容・負担割合による |
自費診療目安 (院内紹介の場合) | 初診1回4,400円(税込)・再診1回3,300円(税込) |
※遺伝学的検査には別途検査費用が必要です。
近年保険適応になった「がん遺伝子パネル検査」についてもご相談いただけます。がん遺伝子パネル検査は、患者さんのがんの部分の組織や血液を使ってがんの特徴を調べ、効果の高い治療や治験を探す個別化医療です。当院は2024年12月1日にがんゲノム医療連携病院に指定されました。主治医や看護師・臨床検査技師・薬剤師など様々な職種が連携し、がんゲノム医療を実施しています。遺伝子診療部では、検査する前に専門の医師にがん遺伝子パネル検査についてご相談いただけます。
遺伝子診療部 認定遺伝カウンセラー®
青木 智彩子(あおき ちさこ)
鳥取大学病院にて様々な遺伝に関するご相談を経験し、 2023年4月に加古川中央市民病院に入職しました。お話ししやすい雰囲気を作るよう心がけています。遺伝に関することなら、どんなことでもお話しください。
注意事項
〒675-8611 兵庫県加古川市加古川町本町439番地
TEL 079-451-5500(代表) 「遺伝子診療部」にお電話ください
FAX 079-451-8654
担当:青木 智彩子(認定遺伝カウンセラー)